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特集

George Clinton

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2005年10月20日 19:00

ソース: 『bounce』 269号(2005/9/25)

文/高橋 道彦


〈スター・ウォーズ〉におけるダース・ヴェイダーの呼吸法は、アシュタンガ・ヨガのブレスの仕方=ウジャイに基づいている──そんな説がある。なるほど、東洋思想やネイティヴ・アメリカン、それに神話学者ジョーゼフ・キャンベルの著作などから影響を受けて生まれた〈スター・ウォーズ〉だからして、そんな見方もあながち間違いではないのかもしれない。いや、〈スター・ウォーズ〉シリーズは奥が深い、などと〈シスの復讐〉を観ながら改めて考えた。

 同じようにサー・ノウズも、めいっぱい鼻から呼吸する。いや、まあ、吸い込むのがヘヴィーなナニなので、吸ったが最後、吐こうとはしないのだけど。サー・ノウズ(・ディヴォイドオブファンク)は、スヌーズ・ガンを手にしてわれわれのファンク感覚を麻痺させ、プラシーボ・シンドロームで地球を混乱させようと企む人物だ。だが、彼もまたダース・ヴェイダー同様に単純な悪の化身ではない。かのスヌープ・ドッグは初来日時に「サー・ノウズはオレの最高のアイドルだった」と語っていた。Pファンクにおける一大エピソード〈スター・チャイルド対サー・ノウズ〉の戦いは〈スター・ウォーズ〉からあきらかに影響を受けているけれど、パーラメントの“Unfunky UFO”(76年)でサー・ノウズの登場が暗示されるのは、映画が公開されるずっと前のことだった。『Trombipulation』(80年)ではサー・ノウズが暴れまくっているし、単純な勧善懲悪へと収束しないPファンクも奥が深い。

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