個性的なバンドに出会いたいなら、ここをチェック!

　スコットランドとアイルランド──シーンの中心ロンドンでは決して生み出せない2つの土地の新たな個性をどどっと紹介。

　まず、スコットランドといえばやっぱりグラスゴー。これまでにも数多くの個性的な名バンドを生み出していているだけに、注目の新人バンドも多い。後期XTCを思わすポップなメロディーとヒネクレ感覚が絶妙なドッグス・ダイ・イン・ホット・カーズや、ニューウェイヴとパブ・ロックのテイストを併せ持った5人組＝マザー・アンド・ジ・アディクツがその代表格!　ほかにも、〈グラム・ロック＋シザー・シスターズ〉なエル・プレジデントは今後要チェックです。そしてグラスゴーのライヴァル、エジンバラ出身の〈アッシュmeetsコールドプレイ〉なチェリー・フォールズもアルバムが待たれている期待のバンド。

　一方、U2などの大物を輩出しているアイルランドからはダブリン出身のスリルズ。ビーチボーイズ直系のきらめきメロディーとサニーポップで大ブレイク中です。また彼らの同郷のJJ72も先日復活のシングルをリリースしているなど、こちらも目が離せません。

▼文中に登場したアーティストの作品を紹介