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特集

続々登場! 2005年、北中部を騒がすヤローども!!

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2005年10月06日 13:00

更新: 2005年10月06日 19:41

ソース: 『bounce』 269号(2005/9/25)

文/冨田 明宏

 失業おやじ6人が一念発起、ストリッパーとして文字どおり〈裸一貫〉で一攫千金を夢見る感動のコメディー映画「フル・モンティ」──あの寂れた炭鉱町が現在の北イングランドのイメージと言ってもいいだろう。かつては産業革命の中心都市がひしめく活気のあった地方で、〈産業革命から10年後の英国〉を舞台にした「天空の城ラピュタ」の主人公=パズーが働く炭鉱がそのイメージだが、現在は深刻な失業問題に多くの人が頭を抱えているそうだ。そんな状況下のせいか、北イングランド出身のアーティストには反抗的で反骨精神に溢れる連中が多い。

 リーズのグリテラティはバンド名からもわかるとおり、グリッターでギラついたロックの持つ反抗的な態度を前面に押し出し、リヴァプールのブラック・ヴェルヴェッツは80年代的なダイナミックで不良臭いロックを現代的グルーヴで見事に焼き直した。そうそう、リヴァプールといえば存在自体が反抗的な異彩のレーベル=デルタソニックがある。別項でもデッド60s、ロングカット、リトル・フレイムスが登場しているが、そのほかでもコンピ『Deltasonic Sampler』に収録されているベースメントはカントリー・パンクとでもいうべきサウンドで要注目の存在だ。

 そして、かつては産業革命の中心地だったバーミンガム出身のエディターズも〈ポスト・エコー・アンド・ザ・バニーメン〉的サウンドで話題を呼んでいる。さらに先述の映画「フル・モンティ」の舞台となったシェフィールド出身の若きガレージ・バンド、アークティック・モンキーズ(本気でヤバイ!)や、アルバムが待たれるロング・ブロンディーズの登場で、まさにイングランド北中部は一触即発状態に! 今後も北の動向からは目を離すな!

▼文中に登場したアーティストの作品を紹介

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