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特集

2005-2006シーズンのラインナップをチェックする前に、各地方それぞれに見られる特性をおさらい!!(4)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2005年09月29日 14:00

更新: 2005年09月29日 18:47

ソース: 『bounce』 269号(2005/9/25)

文/bounce編集部

熱きロック魂を炸裂させるイングランド中部/北部!

 通称で〈ミッドランズ〉と呼ばれる地域が大部分を占めるイングランド中部。ロンドンほどの華やかさはないが、北部ほど野暮ったくもなく、地理的位置と同じく何となくイギリスの〈中間〉ぽい印象がある。最大都市のバーミンガムはさしずめ〈イングランドの名古屋〉ってとこ? サッカー・チームではアストン・ヴィラなどが本拠地を持つが、プレミア・リーグの20チーム中、中部のクラブは3つのみとお寒い状況。音楽シーンに目を向けると、60年代にブラック・サバスやジューダス・プリーストを生んだバーミンガムは別名〈ヘヴィメタ発祥地〉。しかし、はっきり言ってこの地方のロック界への貢献度は低い。スペシャルズやデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ、シャーラタンズやオーシャン・カラー・シーンなどが中部出身でブレイクしているものの、ロック的にはまだまだがんばる余地ありか。

 対照的にイングランド北部は、音楽ファンなら言わずもがなのロック・バンド豊作地帯。なかでもマンチェスターは、パンク・ムーヴメントでバズコックスやジョイ・ディヴィジョン、80年代にニューオーダーやスミスにストーン・ローゼズ、そして90年代にはオアシスと、UKを代表するバンドを量産してきた〈ロックの聖地〉として知られる。ビートルズの生誕地としてあまりにも有名なリヴァプールも、エコー・アンド・ザ・バニーメンやラーズ、コーラルといった実力派バンドを輩出し続けており、音楽偏差値は高い。ほかにも、アニマルズやギャング・オブ・フォー、パルプにミュージックと、北部出身のバンドは60年代から今に至るまで枚挙に暇がなく、この地に脈々と伝わる熱きロック魂を証明している。現地の人が〈ノーザナー(Northerner=北部の人)〉と聞いて連想する性質とは、〈頑固で不器用。率直で、思ったことをそのまま口に出す〉といったところ。はっきり言って田舎者なのだが、実は気さくでいいヤツら。マンチェスターやリヴァプールから良いバンドがたくさん出る理由は、音楽好きなアイルランド人の血を引く住民が多いためとも言われている。サッカー・チームはマンチェスター・ユナイテッドや中田英寿が移籍したボルトンなど強者が名を連ね、サッカー・ファン率も高い。(森はるこ)

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