SLOW MUSIC ON MY MIND(3)
Spinna B-ill
レゲエを軸にソウルやファンクを呑み込んだサウンドで人気を博しながら、先頃残念ながら解散したSpinna B-ill & the cavemansのシンガー。ソロ活動も展開中で、KENJI JAMMERとの共演作『STAY LONGER』のリリースも控えている。Spinna B-ill&the cavemansの解散ライヴを収めた『LAST GROOVE』(AARON FIELD)もリリースされたばかり。
D'ANGELO 『Brown Sugar』 EMI(1995)
スロウでメロウなんだけど鳥肌が立つほどソウルフル、激甘エロ・チューン満載の一枚。美女とブランデーでも呑みながら聴きたい。プリンスより骨太でレイドバックしてる音に影響受けまくり。
PHYLLIS DILLON 『One Life To Live』 Treasure Isle
先日他界した彼女の、若き日の歌声を収めた一枚。ロックステディでも歌はソウル。伸びのある艶やかな声に酔っぱらっちまえ。オールド・スクール・レゲエは最高だよね? ソウルをありがとう!!
J BOOGIE 『J Boogie's Dubtronic Science』 Om(2003)
ヒップホップ好きやらダブ好きやらにはたまらないサウンド。この人すげぇ才能あるね。ジャンルに囚われない感じが共感できる。ありきたりのモノなんかおもしろくねぇんだよ!!
JULIA FORDHAM 『Porcelain』 Virgin(1992)
ミスティ・オールドランドも胸キュンでいいけど、今作は思い出の一枚。嫌いな相手を好きになるかどうかは知らないが、それくらいの雰囲気を作ってくれる。
TIMMY THOMAS 『Why Can't We Live Together』 Collectables(1974)
リズムボックス+オルガン+歌=無限大? シンプルで究極の、引き算の表現方法。こんなシンプルでも音楽って成立するんだね。最近サーヴィス精神の少ない音楽にハマル傾向あり。
MAX JUDO
オーストラリアはゴールドコースト出身の4人組。アボリジニの血を継ぐ彼らは、ロックにディジュリドゥを大胆に採り入れたサウンドで一躍脚光を浴びる。今年7月にはファースト・アルバム『Daybreak』(SURF-ROCK)を日本先行でリリース。ちなみに、ヴォーカルのルーカスは元プロのロングボーダー(世界ランク最高16位)だそう。
BEN HARPER 『Live From Mars』 Virgin(2001)
彼は本当に多才なミュージシャンで、アコースティックの良さとフル・バンドの良さの両方が今作には詰まっている。ベンの作品すべて大好きだけど、ライヴの時の彼がいちばん輝いているね。
VARIOUS ARTISTS 『Tropicalize』 ユニバーサル
僕らがジャック、ドノヴァン、G・ラヴらと並んで収録されている。最高に気持ちの良いヴァイブスが流れている一枚。サーフィンしたくなる!!
JACK JOHNSON 『Brushfire Fairytales』 Enjoy(2001)
これは名作だね。この作品で新しいサーフ・ミュージックのジャンルを確立してしまった。彼の他の作品も好きだけど、やっぱりこのファーストがいちばんだな。
YOTHU YINDI 『Tribal Voice』 Hollywood(1992)
オーストラリアのバンドで、ディジュリドゥなど先住民アボリジニの楽器を使ったり、歌詞にもアボリジニ語を使うんだ。
DONOVAN FRANKENREITER 『Donovan Frankenreiter』 Brushfire(2004)
〈バイロン・ベイ・ブルース・フェスティヴァル〉で初めて音楽家としての彼を観た。前からラジオで彼の曲は聴いていたけど、ステージでの彼の姿を観て本当に好きになった。ベン・ハーパーのドラマーもステージ上で良い味を出していたよ。あらためて聴いても良いアルバムだね。
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