SLOW MUSIC ON MY MIND
── 私が考えるスロウ・ライフ・ミュージック
ROB MACHADO
カリフォルニア出身、世界トップクラスのプロ・サーファー。「ステップ・イントゥ・リキッド」をはじめ、数々のサーフ・ムーヴィーにも出演。また、8月にリリースされたばかりのコンピ『Tropicalize II』(SURF-ROCK/ポニーキャニオン)ではジョン・スウィフトと共に楽曲を提供している。ちなみに、先日行われたUSオープンでは2位をマーク。
BOB MARLEY 『Songs Of Freedom』 Tuff Gong/Island
ボブは僕にとって、まさに永遠のレジェンドなんだ。
BEN HARPER 『Diamonds On The Inside』 Virgin(2003)
友達でもある彼の音楽は、〈一人でこんな音を出せるなんて!〉と思わせるところがあるんだよね。
JACK JOHNSON 『In Between Dreams』 Brushfire/Universal(2005)
彼のアルバムは全部好きだね、特にナチュラルなところが。一枚だけ選ぶなんて無理だよ。
SUBLIME 『Sublime』 Gasoline Alley/MCA(1994)New Generation!!
彼らのアルバムも全部大好き。ジャックと同じように、彼らのアルバムから一枚選ぶのも無理だよ!!
VARIOUS ARTISTS 『Tropicalize II』 SURFROCK/ポニーキャニオン(2005)
僕も参加しているんだけど、素晴らしいコンピだと思うよ。
今野英明
ROCKING TIMEの一員として活躍、2004年の同バンド活動停止後もソロ・アーティストとして確固たる人気を獲得しているシンガー。Home Grownなどの作品で柔らかな歌声を聴かせる一方で、ウクレレを片手にしたリラクシンなライヴ・パフォーマンスを展開中。パードン木村との『UKE! TIME』(Tuff Beats)、最新作『息を吸いこんで』も傑作です。
山内雄喜 『スラック・キー・パーティー』 ライス(2002)
敬愛してやまない日本が誇るハワイ音楽の伝道師、山内さんの作品から。〈スラックキー・ギターってなに?〉という方にも最適な一枚。ハワイの風や波の音が心の中にスローッと入ってきます。
JOSEPH SPENCE 『Living On The Hallelujah Side』 Rounder(1992)
バハマの吟遊詩人/ブルースマン。究極のスロウ・ミュージックじゃないかと思うんだけどいかが。チューニングは合ってないし(素敵)、ロレツも回ってないけど、ドライヴ感がすごい。やっぱスロウじゃないかも!?
TICO MOON 『lento』 333(2003)
僕の周りでは定番。厳しいほどの美しさ、静謐さ。だけど聴きやすい。おだやかな曲ばかりだけど、BGMとして聴き流せない強さを感じます。
宮野裕司/フェビアン・レザ・パネ 『plantar』 off note(1997)
ジャケに素敵な版画を寄せたこだま和文さんのライナーノーツにもあるように、〈植物〉をテーマにした作品。芽を出し、葉を繁らせ、種子を残し、枯れてゆくさまを〈音に聴く〉ような体験。
おおはた雄一 『ラグタイム』 ワーナー(2005)
知り合いばかりだけど、知り合いの音楽ばかり聴いてるんだからしょうがない。くぐもった暖かい声と斬り込み鋭いギター・プレイ。曲、演奏、アレンジ、すべてが不思議なくらい素晴らしい。