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特集

Kanye West(2)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2005年08月25日 18:00

更新: 2005年08月25日 19:13

ソース: 『bounce』 268号(2005/8/25)

スティーヴィーと同じ思考回路で

 『Late Registration』が『The College Dropout』と比較してより〈音楽的〉であることは、一聴すればすぐにわかることだ。特にキーボードとストリングス・アレンジ(カニエいわく「オーケストラをバックにラップする以上にファンタスティックなことはないよ」)におけるジョンの鮮やかな手腕は、アルバム全体のトーンを決定付けているほどの存在感があり、彼の演出による神々しいまでに壮大なスケール感は、どこか『Innervisions』や『Songs In The Key Of Life』といった70年代スティーヴィー・ワンダーの傑作群を彷彿とさせる。

「例えば“Hey Mama”がそうだけど、実際に当時のスティーヴィーとまったく同じキーボードを使ったんだ。ストリングスにしても、“Celebration”とかはジョンがさまざまな楽器を駆使して『Innervisions』や『Songs In The Key Of Life』的な音を出そうとしてる感じだよね。でも、俺はスティーヴィーみたいな音をめざしてアルバムを作ったわけじゃないんだ。もしスティーヴィーを思わせるとしたら、それは革新的なところが似ているんだと思う。きっと俺はスティーヴィーと同じ思考回路で曲を作ってるんだろうな。だから最終的に似たようなサウンドが出来上がるんだと思うし、いままでに聴いたことのない新しいサウンドだって感じられるんだ」。

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