こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

ジャンルは不問、熱い血が騒ぐ特選ディスクをご紹介!!(2)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2005年08月11日 15:00

更新: 2005年08月11日 20:44

ソース: 『bounce』 267号(2005/7/25)

LUIS MIGUEL 『Mexico En La Piel』 Warner Latin(2004)

  アメリカにおける〈ラテン・セレブ・ピラミッド〉の、いちばんてっぺんのトライアングル・ゾーンを形成するひとりに挙げられるのがこのルイス・ミゲル。普段はスムース&ホマンチコな美メロ・ポップスを聴かせる彼ですが、メキシコの伝統音楽マリアッチを採り入れた本作でもダンディーぶりは不変!で、歯が白すぎ!!(佐々木)

HUEY DUNBAR 『Music For My Peoples』 Sony Discos(2003)

  ブラック・ミュージックとラテン要素のハンサムなミックスという命題に対して果敢なチャレンジを続けてきたDLG。グループは空中分解してしまったが、ソロとして華麗なるキャリアをスタートさせた彼は引き続きその路線でイイ仕事を連発している。この時点ですでにレゲトンを導入しており、嗅覚も相当鋭い。(佐々木)

MARC ANTHONY 『Amar Sin Mentiras』 Sony Discos(2004)

  かつてJ-LOとの“No Me Ames”における濃密な共演で、(当時恋仲だった)P・ディディの嫉妬心をメラメラ燃え上がらせたマーク・アンソニーもいまや彼女の旦那様。結婚後初のアルバムとなった本作でも、〈人生の共演相手〉となったふたりの仲むつまじいデュエットが聴ける。ルイ・ヴェガとも昔からのお友達!!(佐々木)

ROBI DRACO ROSA 『Mad Love』 Columbia(2004)

  メヌード時代の元同僚=リッキー・マーティンに書いた“Livin' La Vida Loca”をはじめ、数多くのヒット曲を彼に提供してきたシンガー・ソングライターが自身のアルバムで描いたのはアゲアゲなラテン濃度ゼロ……というか、一面紫色にペイントされたエロ100%の世界でめくるめくベッド・タイムを妖しく演出。(佐々木)

ENRIQUE IGLESIAS 『Seven』 Interscope(2003)

  親父さんがフリオ・イグレシアスということ自体、みんな忘れちゃってるほどの(良いことです!)大スターに成長したエンリケ様。とりわけスケールの大きいロッカ・バラードを歌わせたら右に出る者はいない!というほどの無敵ぶりはTVドラマ主題歌率の高さにも窺える。その熱視線の先にはいったい何があるのかしら?(佐々木)

FRANKIE J 『The One』 Epic(2005)

  メキシコはティファナ生まれのフランキーJは、その極甘の歌声がネットリと絡み付くこのセカンド・アルバムで本格ブレイク。ベイビー・バッシュ“Suga, Suga”への客演で知られることとなった彼だが、今作に広がる圧倒的なメロウ地獄は彼の名をさらに広めることとなった。どこもかしこも名曲だらけの圧倒的傑作。(大石)

LIZA QUIN 『Make Your Move』 Bureau(2005)

  チカーノR&Bシンガー、リサ・クインさんのEP。可憐なルックスに反して、情熱的かつドッシリとした歌の安定感はなかなかのもの。エル・ヘネラルをフィーチャーしたダンスホール・ヴァージョンも呑気で楽しい作り。木漏れ日のようなスロウ“There's No Me(Without You)”などもいい出来で、これはちょっとした掘り出し物。(出嶌)

DJ KANE 『DJ Kane』 EMI Latin(2004)

  クンビア・キングスからのソロ転出者なら、リード・シンガーを務めていたこのDJケインもお忘れなきよう。シングル・ヒットした“La Negra Tomasa”をはじめ、ヒップホップ風味の“Kane's Harem”、青春バラードと情熱クンビアの2ヴァージョンを収めた“Mia”などなど、こくまろなノドを多面的に活かしまくった素晴らしい名曲揃い!(出嶌)

NATALISE 『I Came To Play』 Stars 823(2005)

  ナタリーとまぎらわしいお名前のナタリース嬢はサンフランシスコのチカーノ美女。近所にいそうなルックスも好感度大ですが、歌も雰囲気重視ながらそこがまたエロくてよろしい。音の雰囲気はダンスホール風のノリを採り入れたR&Bトラックで、チープな打ち込みも耳触りのおもしろさとエロさをアップさせております。(出嶌)

インタビュー