こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2005年06月02日 17:00

更新: 2005年06月02日 18:46

ソース: 『bounce』 265号(2005/5/25)

文/ポキ

あの楽器店が万博で不法出店? 相変わらずユルユルですが……今回はスティーヴィーについて語ってもらいます!

 いやー、ひさしぶりだな、この店も。ちょっとカリブでノンビリしててねぇ……ファ~(アクビ)。で、今回のお題はスティーヴィー・ワンダーだって? ええっと、彼といえば、まずはハーモニカだよ。〈リトル・スティーヴィー〉と呼ばれていた幼年期から〈よく歌う〉彼のプレイは冴えまくっていたからね。彼が使っているのはクロマチック・ハーモニカという種類で、右端のレバーを押し込むだけで音程を変えられるんだ。ジャズのトゥーツ・シールマンスも同じものを使ってるよ。そういえば、キューバのパーカッションであるボンゴも〈リトル・スティーヴィー〉時代のトレードマークだね。63年の“Soul Bongo”は強烈なラテン・グルーヴにノックアウトされるインスト曲で、これが12歳のプレイだなんて信じられないよ。聞くところによると、彼がボンゴをマスターしたのはピアノやギターと同時期、つまりもっとも早い時期に体得した楽器なんだってさ。

〈リトル〉が取れてからのスティーヴィーのトレードマークといえば……やっぱりクラヴィネット!! この楽器はヨーロッパの古典的な鍵盤楽器であるクラビコードを電化したもので、ハーモニカで有名なホーナー社が製造してたんだよ。70年代のニュー・ソウル期には多くのアーティストがこぞってこの楽器を使用してたけど、そこにスティーヴィーの影響は大きかったんだよね。彼はちょっと珍しい楽器をうまいこと導入して、その楽器もメジャーにしちゃうようなところがあるんだよな。シンセ・ベースをはじめとしたシンセサイザー類もいち早く導入してたしね。こんなところにも彼の音楽的嗅覚の鋭さは窺えるんだよ。スゴイね、スティーヴィーって。

インタビュー