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ジワジワとその勢力を拡大しつつあるシーンの現在を厳選ディスクガイドでご紹介!!(2)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2005年05月26日 17:00

更新: 2005年05月26日 18:19

ソース: 『bounce』 265号(2005/5/25)

レゲトン風味のヒップホップ/R&B盤

 テゴ・カルデロンがアッシャーと勝手に共演した“Yeah!”のように、レゲトン+ヒップホップ/R&Bの流行は、疑似共演もビートの借用も何でもアリな12インチ・シングルに端を発するものだ。が、そもそも(黒人文化だと勘違いされがちな)ヒップホップ創世期のあれこれはプエルトリカンによっても担われてきたわけで、それはN.O.R.E.やトニー・タッチらによるルーツのレペゼン行為が表立ってきた結果でもある。ただ、それ以上に異国系リズム(インド歌謡~〈Diwali〉~バングラ~クランク~)の最新流行型としての意味合いが重要なのでは? ともあれ、N.O.R.E.やピットブルらが具体化させるだろう今後の動きが楽しみだ。(出嶌孝次)

N.O.R.E. 『Oye Mi Canto』 Roc-A-Fella/Def Jam(2004)

  〈ダ! ディ!〉とか〈レゲトォォ~ン〉とか、やたらノリノリなノリ将軍の振る舞いにヤラレる超キラー・シングル。ダディ・ヤンキー、ニーナ・スカイらと楽しそうにラテン連帯を呼び掛けるパンチラインがキャッチーそのもの! トラックがSPK製なのも驚きでした。(出嶌)

ALICIA KEYS 『Karma』 J(2004)

  “You Don't Know My Name”のリミックス/カヴァーがレゲエ方面で人気を博したアリシアも、いまはレゲトン・モード?らしくこの最新シングルでは表題曲をレゲトン化。ダークな曲調を残しつつも強化されたビートが格好良く、DJビンボのガナリもエグいのう!(出嶌)

TONY TOUCH 『The Piece Maker』 Tommy Boy(2000)


  プエルトリカンのNo.1パーティー野郎で、レゲトンのミックスCDも出しているトニー。この初リーダー作の時点でメキシカーノ777、ドン・チェシーナ、ウィンチェスター・ヤンキー(=ダ! ディ!)らが集結した“The P.R. All-Stars”を収録。ヤッバ~いです。(出嶌)

LIL JON & THE EAST SIDE BOYZ 『Crunk Juice』 TVT(2004)

  3枚組版にのみ付くボーナスCDには、ダディ・ヤンキー“Gasolina”のリミックスに加えて、自曲“What U Gon' Do”のDJブッダによるリミックス(ここにもダディヤン登場!)を収録して相互乗り入れを実現。お祭り番長らしい首の突っ込み方です。(出嶌)

FRANKIE J 『The One』 Columbia(2005)

  ニーナ・スカイが“Oye Mi Canto”で歌うように、レゲトンの燃え盛る炎はプエルトリカンに留まるものじゃない。ラテンはラテンでもチカーノ(メキシコ系)のフランキーJは、大ヒット曲“Obsession(No Es Amor)”をレゲトン化。ルーニー・チューンズのイイ仕事が聴けます。(出嶌)

K. YOUNG 『Learn How To Love』 Treaherous/Bungalo(2005)


  元3rdストーリーの童顔もレゲトンに挑戦。スムースな哀愁ミッドの“Together”をブースト圧高めのストリートなノリに改編し、R・ルナをフィーチャー。12インチでレゲトンを量産しまくっているコ・スターズの仕事だけに手堅い仕上がりです。(出嶌)

VARIOUS ARTISTS 『STREET VIBES』 ユニバーサル

  クリスティーナ・ミリアン“Dip It Low(Reggaeton Remix)”や、スピーディーfeat.ルミディー“Sientelo”といった人気曲を看板に、ダンスホールとレゲトンの弾道トンネルを開通した好企画盤。手軽に聴けること自体が嬉しい曲も多く、初心者ならずともイケるはず。(出嶌)

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