何度目かの全盛期──ジャーメイン・デュプリ
アトランタを拠点にソー・ソー・デフを主宰し、パフォーマーとしても才能を発揮。現在はヴァージンの副社長(ジャネット・ジャクソンの婚約者)でもあるジャーメイン・デュプリ。90年代初頭のエクスケイプをはじめ、以降もTLCやデスチャ、アリーヤなどを手掛け、時代の音を自分の音へと昇華させながら10年以上もトップ・プロデューサーとして走り続けている。
最近も絶好調で、タミア、ファンテイジア、フェイス・エヴァンス、112、N2U、ブルック・ヴァレンタインらの作品でバウンシーなアップからオーセンティックなバラードまでを提供。これらの多くはジャギド・エッジの『J.E. Heartbreak』(2000年)あたりからパートナーに抜擢したブライアン・マイケル・コックスとの共同作業だが、昨年はかつてのパートナーだったマニュエル・シールと組んでアッシャー&アリシア・キーズの“My Boo”を手掛け、その大ヒット以降もマライア・キャリー“It's Like That”を共作するなど、名コンビ復活の気配もある。
▼ジャーメイン・デュプリの関連作品
- 前の記事: クランクだけじゃないぜ──リル・ジョン
- 次の記事: TERRELL