Finalists From South America
構成:bounce編集部
SASA「ブラジルの女性シンガー・ソングライターが出てきたのって、だいたいジョイス以降からですよね。今でもプロデューサーにイジられて個性を発揮する人がメインだから、ヴァネッサ・ダ・マタとかカチアBのような自作自演型の人ってそんなに多くないんですよ」
OISHI「ルックス的にはヴァネッサ・ダ・マタが優勝候補かな~」
SASA「彼女は自分で曲を書く一方で、有名なプロデューサーにイジられたりもしますね。イジられ上手!!」
OISHI「ミレーニはどう? 彼女はエミリー・シモンにも通じるところがあるよね。フォークトロニカ寄りの音だし」
SHIO「みんな体温が低そうだよね。そういえばジューサだってそんな感じだもんね、キューバなのに。アルゼンチンは?」
SASA「フアナ・モリーナが出てきてから〈アルゼンチン音響系〉が広く注目されるようになりましたけど、ここではフローレンシア・ルイスに注目したいですね」
SHIO「彼女も歌い方がビョークっぽいね。このノーメイクみたいなところも新しいんじゃないのかな。日本人でいえば二階堂和美にも近い感じ? 飾り気がないんだけど、破壊力があるところとかね」
SASA「彼女はヴァネッサ・ダ・マタと併せて〈キャット部門〉候補ということで……」
OISHI「えーっと、南米編の総論をどうぞ」
SASA「やっぱり南米の人たちは〈歌いたい願望〉が強いのかな?って気がするなぁ。どんなにエレクトロな音を使っていても、みんな真ん中に歌ありきですもんね」
ヴァネッサ・ダ・マタさん(ブラジル代表)
凛としたインテリジェンスを備える歌姫。猫キャラで人気沸騰中(?)
フローレンシア・ルイスさん(アルゼンチン代表)
ビョークを彷彿とさせる南米フォークトロニカ娘。普段の顔は幼稚園の先生だというから驚き!
フローレンシア・ルイスの2003年作『Cuerpo』(Frorencia Ruiz)
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