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2004年を代表する作品&登場アーティストの見逃せない過去作を〈Lean Back〉!

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年12月16日 16:00

更新: 2004年12月16日 17:45

ソース: 『bounce』 260号(2004/11/25)

文/轟 ひろみ

D12
『D12 World』
 Shady/Interscope(2004)
エミネムが一歩下がったクルーならではの作風も光るセカンド・アルバム。コン・アーティスことデナウン・ポーターの力強いプロダクションも冴え、地元デトロイトの無名陣を起用する余裕も。コミカルなリリックやプロモ・クリップの内容が話題になった“My Band”も冗談で済むだろう。

LLOYD BANKS
『The Hunger For More』
 G Unit/Interscope(2004)
Gユニットきってのリリカル・モンスター、ロイド・バンクス。本来の持ち味であるストリートな作風は引き気味ながら、多くの曲で50セントがフックを歌っているために、モロにGユニットな雰囲気は醸され、安心してアツくなれる一枚に。エミネムら身内のサポートも心強い。

YOUNG BUCK
『Straight Outta Cashville』
 G Unit/Interscope(2004)
Gユニットにサザン・フレイヴァーを持ち込んだ非リリカルでアグレッシヴな逸品。DJポール&ジューシーJによるトラックがとりわけダークな気分を醸造し、砂を噛むようなラップを輝かせる。このナッシュヴィル料理のフルコースにはさすがの50セントも呑み込まれ気味か!?

ROYCE DA 5'9"
『The M.I.C. Official Mixtape』
 Sure Shot(2004)
一応説明しとくと、バッド&イーヴル時代にエミネムのパートナーだったデトロイト出身のMC。D12との抗争を経て現在は交流を絶っている模様だが、その流れるようにスキルフルなラップはこの手の連中のなかでも群を抜く正統派ぶり。このミックステープ作でもその凄味は丸わかりだ。

213

『Hard Way』 Doggystyle/TVT/ビクター(2004)
存在はぼんやり確認されていて、影は見えるんだけど……てな幻の恐竜が本当に発見されたようなアルバム。スヌープとネイト・ドッグ、ウォーレンGのウェッサイ三銃士がついにジャケに並んだ今年最高の大事件! アルバムとしての完成度もやたら高い。遅れてた日本盤も間もなく到着!!

SNOOP DOGG
『Paid Tha Cost To Be Da Boss』
 Doggystyle/Priority/Capitol(2002)
アルバムとしての作りは散漫な気がしなくもないが、ギラついた勢いが漲るド頭の“Stoplight”から余裕のスヌープ節が横溢。ネプ製“Beautiful”やドラマティックスを迎えた“Ballin'”などメロディアスな展開を見せるアダルトな楽曲がとりわけ魅力的だ。

GUERILLA BLACK
『Guerilla City』
 Virgin(2004)
なかなか主役が交替しない西モノにおいて、ゲームと同じコンプトンから登場し、彼と並ぶ新世代の顔となりそうなゲリラ・ブラック。ノトーリアスBIG似の……てな謳い文句はさておき、ダンスホール風のノリで迫るロドニー・ジャーキンス(完全復調!)やカーロス・ブロディのサポートも的確な高品質作だ。

KNOC-TURN'AL
『The Way I Am』
 LA Confidential/Elektra(2004)
ドクター・ドレー・キャンプから登場した面長のMC。不幸な音源流出でタイミングを逸した感はあったが、これはスコット・ストーチやドレー、スヌープにネイト・ドッグ、ティンバランドらのサポートを活かした佳作に。思い出したように牙を剥く激ユルのフロウがヤバすぎる。

TRICK DADDY
『Thug Holiday』
 Slip-N-Slide/Atlantic(2002)
トリックが王様ぶりを欲しいままに作り上げた通算5作目。ソウルフルな“In Da Wind”がヒットし、ハードコアなストリート・バンガーのみではない深みを見せはじめたのは今作から。スゴいジャケに伸ばしかけた手を引っ込める人も続出しそうだが、新作が気に入った人なら100%OKなはず!

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