こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

DJ KRUSHを知るための7枚

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2004年11月18日 14:00

更新: 2004年11月22日 12:48

ソース: 『bounce』 259号(2004/10/25)

文/大石 始

DISCOGRAPHIC DJ KRUSH

DJ KRUSH 『KRUSH』 トライアド(1994)


  DJによるアルバムが日本では珍しかった時代にリリースされたファースト。生楽器がジャジーな肌触りを与えているが、グールーやこだま和文との息を呑むようなやり取りには〈勝負師〉の姿がくっきりと。アシッド・ジャズの潮流のなかでも語られたが、それだけじゃない傑作だ。

DJ KRUSH 『迷走』 ソニー(1995)

  モ・ワックスとの出会いによって生まれた2作目『Strictly Turntablized』(現在廃盤)に続くサード。〈トリップホップの代名詞〉とも呼ばれた当時のKRUSHだが、今作で初のNY録音を決行し、CLスムースらUSのラッパーとの本格的なコラボも実現させる。尺八もすでにここで登場。

DJ KRUSH 『MiLight -未来-』 ソニー(1996)


  『迷走』のリミックス盤で共演済みだったRINOや大ブレイク前のモス・デフなど参加ラッパーのしなやかな選択が印象的だが、どこか鎧が外れて自由になった感のある一枚だ。ショーンJ・ピリオドとの生音セッション“LISTEN”もアイデアの宝庫。第二次快進撃がここに宣言される。

DJ KRUSH 『覚醒』 ソニー(1998)

  モ・ワックスから離れての5作目は、2作目以来のインスト作品。KEMURI PRODUCTIONやDJ SAKなど〈KRUSH一派〉のほか、asaやHideo Sasakiなど若手も参加。音楽的手法も完璧な完成度を見せており、安定と実験がありえないバランスで結実した驚異の仕上がりだ。

流 『我』 ポリドール(1999)

  完璧だった前作/前々作をリセットするかのように、KRUSHはDJ HIDE、DJ YASとのユニットで今作をリリースする。ツンディ・アヤンィエミと禅問答のように絡む“リズムあそび”、BOSS THE MCを招いた“ILL-BEATNIK”など、より自由に音と戯れるKRUSHの姿がここに。

DJ KRUSH 『漸 -ZEN-』 ソニー(2001)

  ブラックソート、クエストラヴ、こだま和文などゆかりある面々が総動員された、21世紀一発目の傑作。カンパニー・フロウとの念願の合流も重要トピックだが、やはり、BOSS THE MCとの“Candle Chant(A Tribute)”だろう。この名曲を軸にして、全体の構成もスキなし。

DJ KRUSH 『深層 -THE MESSAGE AT THE DEPTH』 ソニー(2002)

  〈9.11〉からの影響を色濃く反映させながら、時代の重い空気を力強く押し返そうとするKRUSHの姿勢が現れた7作目。アンチポップ・コンソーティアム、アンチコンからスライ&ロビーにまでおよぶゲストの多彩さは毎度のことながら、いつも以上に太いトラックが耳に残る。

OTHERDISCOGRAPHIC
ALBUM
『Strictly Turntablized』(1994)

MIX ALBUM
『Coldkrushcuts 2 Back In The Base Megamix』(1996)
『HOLONIC-THE SELF-MEGAMIX』(1997)
『Code 4109』(2000)
...and more!

インタビュー