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ミックステープ・アルバムとは?

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年11月11日 13:00

更新: 2004年11月11日 18:13

ソース: 『bounce』 259号(2004/10/25)

文/狛犬

〈ミックステープ〉と聞いた時に、いわゆるノンストップ・ミックス盤を思い浮かべるかもしれないが、ミックステープがストリート・プロモーションに不可欠な要素になってからその在り方はどんどん変化している。まず、90年代後半には名のあるDJがエクスクルーシヴ曲を集めた〈新曲コンピ〉の体裁へと変化。ここで名を上げたのがファンクマスター・フレックスやDJクルー、ケイスレイであり、彼らが新曲を集めて公式リリースする〈新曲コンピ〉によって、ミックステープ=イリーガルという構図は崩れた。が、ここ数年はさらにその様相が変貌……きっかけは50セントだ。レコード契約がなかった時期の50は、既存曲のインストにオリジナルのラップを乗せ、それを集めて〈ミックステープ〉としてリリースしていたのだ。彼とGユニットが最初に放った『50 Cent Is The Future』はストリートで評判を集め、50のメジャー行きに貢献している。そうやって好き放題にビートを用い、他人との疑似共演も可能なこの手法は広く定着(この場合は曲と曲が繋いであるか否かは重要視されない)し、メジャー・アーティストがサンプリング許諾の下りなかった曲を出すために、次の契約が決まるまでのツナギに、ストリートでの存在感をアピールするために……とさまざまな用途でミックステープをリリースしているのが現状だ。そして、すぐに録ってすぐに出せて制約もないこのメディアがビーフの際に有効なのは言うまでもない。


ジュエルズ・サンタナのミックステープ『Juelz Santana Final Destination』(Purple City/Diplomatz)

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