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特集

忘れちゃいけない重要盤たち~MORE EASTCORSTIN'(2)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年11月11日 13:00

更新: 2004年11月11日 18:13

ソース: 『bounce』 259号(2004/10/25)

文/bounce編集部

JA RULE
『Blood In My Eye』
 Murder Inc./Def Jam(2003)対50セントのアレコレでハーコー君から叩かれっぱなしのジャ・ルール。このディス・アルバムではダークな疾走感に燃える“Clapback”やシズラとの疑似共演曲など、ウォーリアー的な資質も見せているのだけれど。ふたたび元の路線に戻るという新作が楽しみになるのが人情か。(狛犬)

SHYNE
『Godfather Buried Alive』
 Gangland/Def Jam(2004) 現在服役中。塀の中から電話越しのラップで50セントらをディスした“For The Record”も話題となった。デビュー当初は何かと〈ビギーの再来〉と形容されたが、いまやそんなものも必要ないほどの支持を獲得。投獄前の音源を中心にリアルな層から熱い支持を受ける好盤。(高橋)

MASE
『Welcome Back』
 Fo'Reel/Bad Boy/Universal(2003)ツウなリスナー(笑)からはボロカス状態のメイスだが、そのフニャフニャなフロウとバッド・ボーイ固有のキャッチーさが結びついたサウンドを耳にすれば、どうあっても無邪気に踊ってしまう。キャッチーな表題曲とかP・ディディとのリユニオン曲とかはやっぱ熱いよ!(狛犬)

JADAKISS
『Jada's Got A Gun』
 Knock-Ya-Self-Out(2004)こちらはリリース元も怪しげな〈ストリート・アルバム〉。クリアランスの問題で『Kiss Of Death』に入らなかった曲も余裕で収録したり、ナズやビギーやロイド・バンクスと豪華に(疑似)共演したり。特にビーニー・シーゲルを手厳しくディスった“Fuck Beans”は聴きモノ。(出嶌)

JAY-Z
『The Black Album』
 Roc-A-Fella/Def Jam(2003)2度目の引退宣言の末にリリースした泣き節大盛りのラスト・アルバム。多くのブート・リミックスも話題になった。最後の最後にまたもクラシックを残せてしまう集中力は凄い。とはいえ新レーベル設立の報もあり、勝ち逃げは許されないのか。と思ったら……。(狛犬)

JAY-Z & R. KELLY
『Unfinished Business 2004』
 Roc-A-Fella/Def Jam/Jive(2004) ジガとR・ケリーとの黄金タッグ、まさかのセカンド・アルバムが締切ギリギリで到着! 引退撤回も何もないまま、こうもアッサリ出されると何の疑問もなく楽しんでしまう。いろんな意味でノッてるふたりだけあって……詳しくは次号にて!(狛犬)

MOBB DEEP
『Amerikaz Nightmare』
 Jive(2004) 10年以上もハードコア道のド真ん中を進んできた〈クイーンズの悪党〉どもの最強6作目! ジャイヴ移籍第1弾ながら、ポップに日和ったところなんて皆無! リル・ジョンやアルケミスト、レッド・スパイダらの参加も眩しいが、ハヴォックの凶悪なロウ・ビートにヤラレる……これでこそNY!(狛犬)

LOON
『Loon』
 Bad Boy/Universal(2003) かつてメイスが地元からフックアップした若手の集合体=ハーレム・ワールドに所属し、その後はP・ディディの元で活動してきたルーンの初ソロ作。ダンスホール経由のクラップ・サウンドにバッド・ボーイらしいR&B風トラックが華を添えた、イケイケでノリノリな最高に弾ける一枚です!(狛犬)


VARIOUS ARTISTS
『354 Entertainment Presents Y.O.'s Finest』
 354(2004) ラフ・ライダーズ別働隊?と思いきや、現在では本隊を凌ぐ勢いを誇るD・ブロック。そのコンピとなった今作は、ロックス、J・フッドら各メンバーが多様な組み合わせで登場し、いつものロウなノリを貫くラフな一枚。やはりジェイダキスは頭ひとつ抜けてるけど。(狛犬)

インタビュー