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特集

憎しみ? 話題作り? 2003~2004年のビーフ事情を観察しよう FOR THE RECORDS!?(3)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年11月11日 13:00

更新: 2004年11月11日 18:13

ソース: 『bounce』 259号(2004/10/25)

文/小林 雅明

JOE BUDDEN vs. THE GAME

 ゲームは、Gユニット・レコードから来る1月にデビューするコンプトン出身の超大型新人。事の発端は、彼がレーベルと正式契約を結ぶ直前にまで遡る。ゲームは旧知のスタック・バンドルズとDJクルーのミックステープ用にフリースタイル“Westside Connection”を録った。そこまではよかったのだが、その数か月後(今年2月)にこの曲を聴いたところ、なぜかジョー・バドゥンのヴァースも加わっていて、しかも、彼お得意のサブリミナル・ディスがこともあろうにGユニットに向けられていたのだった(バドゥンは以前にも同じやり方で50セントを標的にした曲があった)。正式にGユニット入りしたゲームは、自分がフィーチャーされている曲で、自分たちがディスられていることに(DJクルーに対しても)当然怒り、アイス・Tの“Colors”を使った“Buddens”で反撃。すかさずバドゥンもDOCの“It's Funky Enough”使用のフリースタイル“Game Over”で応戦。その後、当事者はもちろん、問題のバドゥンのヴァースにも仄めかされているゲームのマネージャー=ジミー・ヘンチマンらを含む双方がサシで話し合い、今年の3月5日、このビーフは解決された。……と報じられたが、約1か月後に〈実は解決されていない〉とゲームが言い出し、バドゥンは6月にビリー・ジョエルの“Big Shot”(二重の意味を持たせている)モロ使いのフリースタイル・ディスを、それに対してゲームは、スヌープ&ドレーの“Deep Cover”を使った“200 Bars”(ここではメンフィス・ブリークのこともディス)を放った。そして、8月中旬にDJクルーのパーティーにゲームが駆けつけ、彼とバドゥンの双方がウェブサイトでビーフ解消を公式に発表した。ただし、どちらも自分のほうが〈勝った!〉と思い込んでいるため、ビーフ再燃の可能性は決して低くないと思う。

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