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特集

憎しみ? 話題作り? 2003~2004年のビーフ事情を観察しよう FOR THE RECORDS!?

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年11月11日 13:00

更新: 2004年11月11日 18:13

ソース: 『bounce』 259号(2004/10/25)

文/小林 雅明

CAMRON vs. MASE

 2人はかつて共にバスケをやり、同じグループで活動していたハーレムの旧友同士では?と思われるかもしれない。が、キャムロンによれば、すでに6年前に2人の共演曲“Horse & Carrage”のプロモ・クリップ出演料として5万ドルを請求された時に〈裏切られた〉と感じたそうだ。彼がこう語ったのは、メイスがゲスト出演した〈HOT97〉の番組の生本番中に電話で乱入した時のことだった。キャムはメイスが聖職に就いたのも実は地元の周囲からの圧力でこれ以上ラッパーとしてやれなくなったからだったとも暴露(メイス本人は否定)。キャムより先に番組に電話をかけたのはキャム率いるディプロマッツのジム・ジョーンズだったが、業界から姿を消し、信者から崇められる立場になったうえで業界に戻り、信者には〈ラップは悪魔の音楽〉と言っておきながら、そのラップをやるメイスはおかしい、などと激しい口調で非難。それに対して、メイスは〈I forgive you, sir〉と応えた。
 この言葉を受け、キャムは数週後に“Father Forgive Us”なるタイトルのメイス・ディス曲を発表。〈あれこれ歓迎するけど、奴だけは歓迎できない、誰が奴の復帰を歓迎する?〉と、さらにメイスをニセ牧師呼ばわりしている。おまけに、メイスがドタキャンしたステージにディプロマッツが突如姿を現し、〈メイスがまたラップをやめた〉とも受け取れる発言までしたのだった。いずれにしても、99年に聖職者に転身する際に、メイスはフォクシー・ブラウンなどにもラップをやめるよう誘うという〈余計なお世話〉をあちこちでしていたようだ。メイスがいまもおとなしく教会にいれば、問題はなかったのかも……。

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