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特集

10年前……94年に何があったのか!?

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年11月11日 13:00

更新: 2004年11月11日 18:13

ソース: 『bounce』 259号(2004/10/25)

文/狛犬

 今回の特集はNYヒップホップの再躍進を踏まえての企画なのだが、いまから10年前、94年にも同じような状況があった。〈ヒップホップといえばNY〉という観念に西海岸から強烈なカウンターを喰らわしたドクター・ドレー、スヌープらが台頭してきた時代で、彼らの作品が破格のセールスを上げたことで多くのレーベルが西モノのリリースに躍起になっていた。そんな状況に際して、当時のNYの凄腕たちが集結して作り上げたのが、あらかじめクラシックに認定されていたとまで言われるナズのデビュー作『Illmatic』である。また、西海岸勢のスムースネスを流用しつつもNY産でしかありえないハードコア流儀を見せたノトーリアスBIGの『Ready To Die』も94年に登場。2004年に揃って記念リイシューされたその2作に加え、ウータン・クランの『Enter The Wu-Tang 36 Chambers』や、東海岸の優位性を誇示したジェルー・ザ・ダマジャの『The Sun Rises In The East』などもその年の名作だ。このように〈ヒップホップの故郷〉が意地を見せた年……それが94年であり、2004年なのである。

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