こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年10月21日 13:00

更新: 2004年10月21日 16:55

ソース: 『bounce』 258号(2004/9/25)

INDIA. ARIE 『Acoustic Soul』 Motown(2001)

  たおやかなアコースティック・ソウルを標榜するアトランタのオーガニック主義者。これはディアンジェロのヴァイブ醸造に貢献したボブ・パワーの助力を得てのデビュー作だが、上品で天衣無縫な佇まいが揺るぎない持ち味を確立しているのは聴けばすぐにわかる。(轟)

BILAL 『1st Born Second』 Interscope(2001)

  陰毛ギリギリの来日パフォーマンスも一部で話題となった(?)ネオ・フィリーきっての天才肌、ビラル。当初はデビュー時期の近いミュージックと比較されたものだが、このデビュー作ではねっとりとしたプリンス・フレイヴァーを核に持つキレた黒さを披露。次はまだか!(轟)

ANGIE STONE 『Stone Love』 J(2004)

  前作から3年弱ぶりのソロ3作目。シングル曲でのスヌープ・ドッグにジャジー・フェイからベティ・ライトまで、ゲストや制作陣の多彩な顔ぶれは姐さんに対する信頼の証。そんなヴァラエティー豊かな曲群のなかでも決してブレない歌声の包容力と貫禄……今回も余裕のカッコ良さ!(佐藤)

TOSHI KUBOTA 『Nothing But Your Love』 Epic(2000)

  USでの2作目。ラリー・ゴールドも関与の“Masquerade”などルーツ・ファミリーとの交流がいい雰囲気で、ラファエル・サディークやアンジー・ストーンとの相性もいい。ただ、いちばん耳残りするのは、螺旋を描くようなメロが麗しいセルフ・プロデュースの表題曲。(出嶌)

MUSIQ 『Soulstar』 Def Soul/Def Jam(2003)

  作品を追うごとにアグレッシヴ感を増すミュージックの3作目。TOSHI最新作にも抜擢されているアイヴァン&カルヴィンも引き続き絶好調な仕事ぶりを見せ、シー・ローやビラルらゲストとの共演も話題に。ローリング・ストーンズのカヴァーも自身色で見事に染めている。(佐藤)

ZHANE 『Pronounced Jah-Nay』 Illtown/Motown(1993)

  定番フロア・アンセム“Hey Mr.D.J.”を収録した名盤デビュー作。TOSHIとも関わる片割れリネーは今作でもほぼ全曲を作詞作曲してその才を披露していた。ケイ・ジーによるスムース・ダンサーにハマるクールかつ温もりのあるヴォーカル&ハーモニーはまさに絶品。(佐藤)

JAZZYFATNASTEES 『The Tortoise & The Hare』 Cool Hunter(2002)

  フィリーの才嬢ペアのセカンド・アルバム。前作で全体の舵をとったルーツの参加はないが、スコット・ストーチやラリー・ゴールドらが前作以上に幅のあるプロダクションで援護。何より憂いを帯びたハモリやタフな歌唱など、2人の独特なムードが媚薬的。(佐藤)

AMEL LARRIEUX 『Bravebird』 ECLECTIKA(2004)

  元グルーヴ・セオリーで、ソウライヴやMONDO GROSSOに客演するなど多方面から支持を集めるアメール・ラリューの4年ぶりとなるソロ2作目。今回も夫のラルーと共同制作で、都会的なクールネスとアコースティックな空気感を一本に繋いだようなグルーヴが麗しい。(出嶌)

インタビュー