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特集

ネオ・ソウルはどこまで広がっていく?

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年10月21日 13:00

更新: 2004年10月21日 16:55

ソース: 『bounce』 258号(2004/9/25)

文/bounce編集部

Neo Soul world order

LYFE JENNINGS 『Lyfe 268-192』 Columbia(2004)

  アマチュア時代にNYのアポロ・シアターを何度も沸かせたオハイオ出身の自作自演派。ギターをはじめとする
各種楽器をこなし、〈ヤング・ボビー・ウォマック〉とでも言うべきムードで汁気タップリのソウル・ミュージックを披露。スモーキーな歌声が耳を掴む。(林)

VAN HUNT 『Van Hunt』 Capitol(2004)

  ラサーン・パターソンの作品でも腕を奮っているヴァン・ハント。“Dust”をはじめ自身のセルフ・プロデュース曲で固めた今作は、プリンスからの影響も随所で匂わせつつ、埃っぽく疾走するファンクの合間で主張するメロディーセンスも秀逸。ハスキーな歌声も味あり。(佐藤)

ERYKAH BADU 『Worldwide Underground』 Motown(2003)

  常に変わり続けてこそのバドゥイズム。賛否両論あったようだけど、今作もぶっちぎりの一級品。3作目にして自身のリアル・ルーツであるヒップホップに歩み寄り、妖艶でタイトで凛としたヴォーカリゼーション、シンプルなのに振幅の大きいサウンド共に掛け値ナシ! (出嶌)

ANTHONY DAVID 3 『Chords & The Truth』 Brash(2004)

  インディア・アリーとも交流の深いアトランタのシンガー・ソングライター。ギターを抱えてフォーキーなソウルを展開するあたりはトニー・リッチを思わせるが、この人はレゲエやジャズにも大らかに対応。ジュリー・デクスターら地元仲間との共演もあり。(林)

ZAP MAMA 『Ancestry In Progress』 Luaka Bop(2004)

  もはやマリー・ドルヌのソロ・プロジェクトと化したザップ・ママ。ルーツのブラックソートを迎えていた前作に続き、この最新作ではルーツ、エリカ・バドゥ、コモン、バハマディアらを招いてネオ・ソウル路線を拡大発展させている。声と音の有機的な絡みが極上。(林)

FLOETRY 『Floetic』 Dreamworks(2002)

  ロンドン出身のシンガー・ソングライター・デュオが、ドレ&ヴィダルらによるフィリー流儀と共に作り上げたファースト・アルバム。ラップと歌の絶妙なコンビネーションも含め、独自の感性が光る。マイケル・ジャクソンに提供した“Butterflies”のセルフ・カヴァーも収録。(佐藤)

YAHZARAH 『Blackstar』 Three Keys(2003)

  エリカ・バドゥのバックでも歌ったワシントンDC出身のシンガー/詩人。自主制作盤『Hear Me』の数曲に新たなミックスを施し、新曲を加えてリリースしたのが本作。メインストリーム的な洗練度も増したが、歌とサウンドから滲み出る濃厚なブラックネスは健在だ。(林)

IVANA SANTILLI 『Corduroy Boogie』 Brown/Pヴァイン(2004)

  カナダ発、クロスオーヴァーな才女の2作目。歌とトランペット演奏、トラック制作を自在にこなしつつ、キング・ブリットやジェイムズ・ポイザー、オマー、ディーゴ、ドゥウェレらグローバルな俊英と対等に絡んでもみせる。薄口で艶やかな歌がいいのです。(轟)

LES NUBIANS 『One Step Forward』 Virgin France(2003)

  在仏アフリカン姉妹デュオの2作目。デビュー直後からUSヒップホップ勢と交流を深めてきた彼女たちは今作でタリブ・クウェリと絡んだほか、IG・カルチャーに制作を仰ぐなどしてインターナショナルにネオ・ソウルを展開。洗練の中にも土着的な薫りが漂う。(林)

ADRIANA EVANS 『Nomadic』 Next Thing(2004)

  心あるソウル・ファンなら絶対に待ってたはず! 7年ぶりのセカンド・アルバム。旦那であるドレッド・スコットの助力を得てよりオルタナティヴな地平へと翼を広げている印象もあり、ブラジリアンやレゲエ、さらにはロックにまで飛躍。静謐な野心を感じる逸品。(轟)

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