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特集

耳で聴いたピープル・トゥリー

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2004年09月02日 16:00

更新: 2004年09月02日 17:53

ソース: 『bounce』 257号(2004/8/25)

文/加賀 龍一、北爪 啓之、久保田 泰平、冨田 明宏

ポール・ウェラーが与えた大きな影響は、ここに一本のトゥリーを生んだ

CURTIS MAYFIELD
『Curtis』
Rhino/1970
 ポール・ウェラーにとって、お師匠どころかほとんど神様仏様的存在ともいえる魂のソウル伝道師。本作収録の名曲“Move On Up”は、ジャムでもスタイル・カウンシルでもカヴァーしている。以前観たヴィデオで、若き彼が無性に一直線な熱血インタヴューを敢行していたが、師匠は常に笑顔で諭すように接していた。(北爪)

LOW IQ 01
『MASTER LOW 3』
DIWPHALANX/2004
 ポール・ウェラーの音楽遍歴を振り返ると、ほとほと頭が下がります。もう才人を通り越してバカ、超バカです。超バカ(SUPER STUPID)といえばLOW IQ 01。超バカなバンド(カッコイイ!)で歌っていた彼も、ソロになって豊富な音楽的素養をより露わに。このカッコ良さ、後輩からも慕われるはずだね。(久保田)

GEORGIE FAME
『The Best Of Georgie Fame 1967-1971』
Columbia
 70年代の伊達男がポール・ウェラーなら、60年代はダントツでこの人! 咥えタバコにブリブリのグルーヴィーなオルガン、そして黒くて甘いヴォーカル。モッズとはズバリこういうことをいうのだ。スタイル・カウンシル期にその影響をモロ出ししたウェラー先生ならずとも、〈イェイェー!〉ってなっちまうカッコ良さ!!(加賀)

OASIS
『(What's The Story)Morning Glory?』
Creation/1995
 ポール・ウェラーとオアシス。互いに認め合うその関係は、まさに理想の師弟関係といえる。お互いの作品への客演やコラボレートなど、数え上げたらキリがない。今作に収録されている、曲間で断片的に聞こえてくるインスト曲“Swamp song”が最初の客演で、ポールはリード・ギターを担当。怒涛の名演だ。(冨田)

ザ・ハイロウズ
『THE HIGH-LOWS』
ユニバーサルJ/1995
 モッズ好き(&そういうバンドやってた)ということは言わずと知れたヒロト&マーシー。そのあたりのルーツも、初期のブルーハーツから察することができた人は少数派だったけど、その後、そしてザ・ハイロウズとなって多面化した音楽性からすれば納得。モロなにか、っていう曲はほとんどないけど。(久保田)

オリジナル・ラヴ
『踊る太陽』
ポニーキャニオン/2003
 GSのパンク/ガレージ解釈から生まれた〈ネオGSシーン〉で活躍したレッド・カーテンに始まり、オリジナル・ラヴとなった当初はクラブ・ジャズに接近、実質的ソロ・ユニットとなった昨今は、すっかり男臭強めモード。ポール・ウェラーと同じようなヒストリーを歩む、こちらもやはり伊達男。(久保田)

THE BEATLES
『Revolver』
EMI/1966
 少年期のポール・ウェラーは、10冊にも及ぶスクラップ・ブックを作っていたという筋金入りのビートルズ・マニアだった。なかでもジャムの『Sound Affects』はモロに『Revolver』からの影響を窺わせ、“Start!”に至っては〈“Taxman”ちゃうん!?〉というツッコミを入れたくなります。(冨田)

JOSS STONE
『The Soul Session』
s S-Curve/EMI/2003
 〈ホワイト・アレサ〉とも称される、UKブルーアイド・ソウルの超新星デビュー・カヴァー・アルバム。超豪華なバック陣とソウル・クラシックに囲まれながらも、それにも負けない〈ソウルフル〉なヴォーカルが強烈! これで17歳ってんだから、その筋金入り度にはウェラー先生も目を細めていることでしょう。(加賀)

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