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カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年08月05日 13:00

更新: 2004年08月05日 20:32

ソース: 『bounce』 256号(2004/7/25)

文/松岡 絵里

デビュー当時はガチガチでしたよ

 そもそも「〈人前で定期的に歌える場がないんかなぁ〉と思っていたときにレゲエの現場があった。みんなすごく私を迎え入れてくれて、歌った瞬間から〈ここは居心地がいい!〉と思ったんですよね」というスタートを切ったのがいまから10年ほど前。当時の大阪のレゲエ・シーンといえば「いまに比べたら若い子が少なくて、変わった音楽やってんねん!みたいな人たちの集まりで(笑)。たとえば庶民的なレゲエ・バーやったら、酔ったオジちゃんやオバちゃんが間違えて入ってきちゃうみたいな、そんな場所でしたよね。間違えて入ってきて踊ってる感じ(笑)」というカオティックな空間だったらしい。当然周囲は男社会で、「いろんな意味で可愛がられましたね。その頃は毎日熱が出そうでしたけど(!)」という刺激的な世界でベースを作り、デビューに至る。

「デビュー当時はガチガチでしたよ。緊張でガチガチっていうのではなくて、アンダーグラウンドでやってたから、メジャーに対する警戒心がすごく強かった」というのがご本人が語るデビュー当時。それはなにをおいても、それまでPUSHIMを育ててきたレゲエの現場に対するリスペクトや仲間から受けた影響の現れだったのだろう。

「みんな〈PUSHIMがレゲエの曲をメジャーで出してくれる〉っていう期待感がすごくあったし、自分でもそういう期待に応えたいっていうのはありました。やっぱりフル・レゲエ・アルバムを作る醍醐味を知っていたし、レゲエで確立できる音楽をやりたいっていう思いがあったしね。でも当時はレゲエ・チューンを出すのに苦労しましたね。レゲエの曲をシングルにすることに関してはメジャーでは前例がなかったので、〈こういう曲をシングルで出しても……〉という意見が出たりして」。

▼PUSHIMの作品を一部紹介。

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