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特集

Disc Guide for the season その1

みちしたの音楽『真昼の星』 Livings/LD&K(2003)
カセットコンロス、Asa festoon,、The Miceteeth、flex lifeなどの楽曲にも参加していた大阪の道標(?)こと、道下克己のソロ・プロジェクト。どこか懐かしくもある彼のトランペットには不思議な力が潜んでいるようでもあり……実際に“Spring Break”なんかほら、すごいから!(立野)

saigenji『La Puerta』 Happiness(2003)
これまでに参加してきた作品をリストアップするだけで特集を組めちゃいそうなブラジリアン・スキャット&ギター・マスター、saigenji。歌謡性をグンと引き寄せた結果、何にも似ていないコクマロ音楽を作り出している、昨夏の終わりをギラギラと彩った傑作。暑苦しい? そこがイイんだよ!(大石)

The Miceteeth『霧の中』 tentosen/サブスタンス(2004)
〈眠るまで話をしよう/少しだけ遅い朝を待つあいだ〉なんてステキな一節からスタートする最新シングル。7月7日には待望の新作も登場する彼らだけど、この曲で描かれるロマンティックな風景描写は……。次松大助の歌声が持つちょうどいい温もり、これだけで名曲なんですけどね。(大石)

VARIOUS ARTISTS『OSAKA 2008 ROOMUSIKA COMPILATION』 LD&K(2004)
浪速の音楽シーンがギュギュッと詰まった極めつけのコンピ。オーサカ=モノレール、みちしたの音楽、大西ユカリと新世界、mama!milkなど地元を代表する面々から、Sugar Mama、高鈴などの若手までの楽曲を収録。ユルさのなかに潜む、アレンジの妙が随所に。(立野)

bonobos『Hover Hover』 Teenage Symphony/Dreamusic(2004)
ダブ~ルーツ・レゲエを爽やかに仕上げた初夏向けのジャマイカン・ミュージック??そこにほんのちょっとの切なさと豊富なアイデアを盛り込むとbonobosのサウンドの出来上がり。でも、そこにしっかりとした歌の魅力があるからこそ、誰も創出できない魔力があるのです。(大石)

a million bamboo『竹乃湯』 日本島(2003)
BAGDAD同様、スカタライツのオープニング・アクトも務めた大阪のエエ感じの8人衆によるファースト・アルバム。ジャマイカン・オールディーズやジャズをベースに、ユル~いスカがたまらなく心地良い。7インチ・シングルが人気の“No.8 /BROTHER!”を含むセカンド・アルバムも間もなく登場!(立野)

copa salvo『CUPA』 RD(2003)
〈フェイク・ラテン〉なんて表現が嫌味にならないほどのハッチャケ具合。それこそが彼らの魅力でありオリジナリティーなんでしょう。キューバ録音を敢行した今作においてもその〈フェイク感〉は失われることなく、パンクでファンキーでラフなラテン・サウンドを構築。とにかく楽しいライヴもイイんです。(大石)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年07月15日 17:00

更新: 2004年07月15日 17:00

ソース: 『bounce』 255号(2004/6/25)

文/大石 始、立野 幸恵、出嶌 孝次

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