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彼らの伝説を映像作品でキャッチせよ!! THE KIDS ARE ALRIGHT

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2004年07月08日 16:00

更新: 2004年07月08日 17:12

ソース: 『bounce』 255号(2004/6/25)

文/村尾 泰郎

 聴いてよし、観てよし、つまりは正真正銘ロックンロール・ヒーローなのがザ・フー。ここでは彼らと関わりが深い映像作品2つを紹介。まずなんといっても重要なのが、今回ピート・タウンゼントのインタヴューを収録したディスクと併せた2枚組で、〈完全版〉としてDVD化される「The Kids Are Alright」。78年に劇場公開された本作は、60年代のTVショウから始まって、ライヴにインタヴュー、プロモ・クリップまで、バンドの15年間の歩みを映像でまとめたロック・ドキュメンタリーの傑作。燃え上がるアンプ、客席に投げ込まれるバスドラ、煙を上げて回転するピート・タウンゼントの腕(イメージ)……まるで絨毯爆撃のようなステージのハイライトなのが、終盤〈無法の世界〉で正座ジャンプするピート! スロウモーションで画面手前に飛び込んでくるピートはまごうことなきロックの神様。後光が射してるもの。その演奏後、ドラムに仁王立ちするキース・ムーンがステテコみたいなのを履いているのも最高。まさに〈なんじゃ、コイツら!?〉。

 一方、ピートの小説「四重人格」を映画化した「さらば青春の光」は、モッズたちの風俗を知るうえでも興味深い作品。モッズ族とロックンロール族のプライドを賭けた闘いを描いた本作には、スティングもチョイ役で出演(「デューン/砂の惑星」なみにショボい感じで)。ザ・フー自体はTV番組「レディ・ステディ・ゴー」での演奏シーンがフィーチャーされているが、当然のごとく主人公の両親からは白い目で見られ、主人公の〈マイ・ジェネレーション感〉を高めている。ちなみに、もうひとつの重要作「ロック・オペラ/トミー」はこの秋、やはり〈完全版〉としてリリース予定だとか。でも、それまではこの2作だけでも子供たちは大丈夫さ!


DVD「The Kids Are Alright」(ユニバーサル)


DVD「さらば青春の光」(ユニバーサル・ピクチャーズ)

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