DISCOGRAPHIC THE WHO
ザ・フーを知るための7枚 DISCOGRAPHIC THE WHO
『The Who Sings My Generation』
MCA(1965)
モッズのブームのなかでそのシンボルと化していたザ・フーの記念すべきデビュー・アルバム。なによりも彼らを有名にした、パンクの原点ともいうべき過激な名曲“My Generation”が収録されていることで有名。まさにブリティッシュ・ロックのバイブルといえる。
『A Quick One』
MCA(1966)
イギリスでは同題、アメリカでは『Happy Jack』のタイトルでリリースされたセカンド・アルバム。際立った名曲こそないものの、全英では初のトップ5入りを記録。勢いに任せた前作に比べ、オリジナリティーの追求やサウンド面での工夫など、凄まじい成長が見られる。
『Tommy』
MCA(1969)
オリジナルとしては4作目。そして前代未聞ともいうべき〈ロック・オペラ〉のコンセプトを掲げた大作。少年トミーがピンボールのマスターと共にスターへと飛躍するというストーリーは、サウンド共々まさに劇的。なかでもシングルとなった“Pinball Wizard”は名曲中の名曲。
『Live At Leeds』
MCA(1970)
ザ・フーの本領でもあるライヴの模様を生々しく捉えた初のライヴ・アルバム。シングルにもなったロックンロールの名曲“Summertime Blues”をはじめ、ザ・フーが持つ強烈なエネルギーとテクニックを存分に味わえる。これにより、彼らはますます神格化されていった。
『Who's Next』
MCA(1971)
ライヴでは表現しきれなかった別の意味でのエネルギーを、より計算高いアプローチによって提示した一枚。“Won't Get Fooled Again”“Baba O'riley”に見られるプロデューサー、グリーン・ジョーンズのアイデアによるシンセの導入など、画期的なスタイルを確立した。
『Quadrophenia』
MCA(1973)
邦題は〈四重人格〉。またのちに「さらば青春の光」として映画化されたコンセプト作の第2弾。モッズの少年を主人公に青春時代の複雑な心理を捉えた内容で、オーケストレーションの導入など、さらに大胆かつドラマティックなアプローチを披露。これぞ一つの完成形だ。
『Who Are You』
MCA(1978)
キース・ムーン(78年9月7日没)が参加した最後のアルバム。そのこともあって全米で第2位にランクされるなど、ザ・フーのなかでももっとも好セールスを記録した作品。シングルになったタイトル曲をはじめ、大胆さこそないものの非常に完成された内容を誇っている。
OTHERDISCOGRAPHIC
ALBUM
『The Who Sell Out』(1967)
『The Who By Numbers』(1975)
『Face Dance』(1981)
『It's Hard』(1982)
COMPILATION
『Odd And Sods』
『The Kids Are Alright』
『Quadrophenia』
『Two's Missing』
BEST
『Magic Bus』
『My Generation - Very Best Of The Who』
『The Millennium Collection - The Best Of The Who』
『The Ultimate Collection』
『Then & Now』
『Singles Box』
LIVE
『Who's Last』(1984)
『Join Together』(1990)
『Live At The Isle Of Wight Festival 1970』(1996)
『BBC Sessions』(2000)
『Live At The Royal Albert Hall』(2003)
DELUXE EDITION
『The Who Sings My Generation』
『Tommy』
『Who's Next』