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特集

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2004年06月03日 14:00

更新: 2004年06月03日 19:43

ソース: 『bounce』 254号(2004/5/25)

文/出嶌 孝次、林 剛

ROMANTHONY『R. Hide In Plain Site』 Glasgow Underground(2000)

  決して〈One more time~♪〉だけで語られるべきではない……ってのも今さらなハナシですが、ロマンソニーことアンソニー・ムーアこそがハウス界のプリンス(二重の意味で)! ほとんどマニアか物真似かと思わせる大胆なグルーヴ構築ぶりで困惑させつつも、流麗に酔わせてくれる繊細な手捌きが最高なのです。(出嶌)

MUSIQ『Soulstar』 Def Soul/Def Jam(2003)

  殿下の2002年ツアー〈One Nite Alone...Live!〉のアフター・ショウで自身の出世曲“Just Friends(Sunny)”をプリンス&NPGと共演したミュージック。音楽的というよりメンタルな部分での影響が大きいようで、ストーンズ“Miss You”のカヴァーでロックしているあたりがそれっぽい。ビラルとの共演曲は言わずもがなの殿下節。(林)

NO DOUBT『Rock Steady』 Trauma/Interscope(2001)

  プリンスの“So Far, So Pleased”にグウェン・ステファニーが客演した後、今作にはプリンスがプロデュース参加。グウェンをマドンナの後継者と考えれば、プリンスとの関係もぜんぜん不思議には思えない。バンドとして見せる演奏力の高さや曲調のポップな多彩さなどは、プリンスにも通じる万華鏡感覚だ。(出嶌)

MADONNA『Like A Prayer』 Sire(1989)

  何かと接点があったマドンナとプリンスは今作で初合体……その名も“Love Song”。後に殿下は「Graffiti Bridge」の共演相手にマドンナを誘ったそうですが、アッサリ断られたとか。ちなみに実際にプリの相手役をやったイングリッド・シャヴェイズは、マドンナの“Justify My Love”をレニクラといっしょに書いた人。繋がってる!!(出嶌)

BRITNEY SPEARS『Britney』 Jive(2001)

  表題からしてアレな“I'm A Slave 4 U”は、ヴァニティ6を模倣したネプのビートも抜群ながら、やはり80'sポップスとして殿下を聴いて育った世代は強い! しかもMTVの〈VMA〉で同曲を披露した際の振付師は殿下の元妻・マイテ! セクシーというよりセックスそのものな最近の彼女、そろそろホンモノと交わってみるのはいかがでしょうか?(出嶌)

USHER『Confessions』 Arista(2004)

  マイケル・ジャクソン的な瞬発力で華麗に振る舞いながら、本作では“Do It To Me”なんていうプリンスへのトリビュート曲を歌ってしまう欲張りなスーパースター。ファルセットを交えた狂おしい唱法も含め、同曲のムードはさながら“Do Me, Baby”の生まれ変わりとでもいった感じだ。“Yeah!”の簡素なサウンドもプリンス的?(林)

JAGUAR WRIGHT『Denials Delusions And Decisions』 Motive/MCA(2001)

  フィリーから登場したこの黒い雌豹も、後見人のルーツらと共にプリンス世代として育ったひとり。特にビラルと共演した“I Can't Wait”のエレクトリックなグルーヴのファンクは、その密室っぽさと猫撫で声がいかにも。そういえば、彼女がカヴァーしている同郷の先輩パティ・ラベルも昔プリにお世話になってたな。(林)

TERENCE TRENT D'ARBY『Introducing The Hardline』 Columbia(1987)

  完璧主義的なスタンス、ファンクとロックをしなやかに融合させた音楽性、さらには外見もプリンス的。ここからのヒット“Wishing Well”はプリンスもライヴで軽くカヴァーしてこの後はサイケ風味を増してレニー・クラヴィッツ寄りになっていくのだが、このデビュー当時に見せた開脚はプリンスより上手かったな。(出嶌)

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