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特集

プリンスを知るための30(!)枚 その2(2)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2004年06月03日 14:00

更新: 2004年06月03日 19:43

ソース: 『bounce』 254号(2004/5/25)

文/出嶌 孝次、林 剛

THE ARTIST FORMALLY KNOWN AS PRINCE
『Crystal Ball』
NPG(1997)


  お次はなんと4枚組(ネット販売の初回盤はNPGオーケストラの作品を含む5枚組だった)。86年のオクラ入り作品名を表題にしてるけど、中身は80's~96年までの未発表曲集。Disc-4は『The Truth』なる新録のアコースティック・アルバムで、柔らかなタッチが心地良い佳作。(出嶌)

NEW POWER GENERATION
『New Power Soul』
NPG(1998)

  NPG名義では3作目となるが、前作以上にプリンスがメイン。ホーン隊を従えたグルーヴィーなファンク・チューンから甘美なスロウまでスムーズな感触の曲が並び、ジャム・セッションっぽいフリーなノリがいい。この頃NPGレーベル入りしたチャカ・カーンも密かに参加。(林)

PRINCE
『The Vault』
Warner Bros.(1999)

  ついにワーナーとの契約を満了……するための、文字通りの蔵出し音源集。ドタバタしたノリが楽しい“The Rest Of My Life”や、ジョー・コッカーに書き下ろした“5 Women”の自己カヴァーなど録音時期はバラバラながら、楽曲単位の完成度がすこぶる高いのは自明。(出嶌)

THE ARTIST FORMALLY KNOWN AS PRINCE
『Rave Un2 The Joy Fantastic』
NPG/Arista(1999)

  3年ぶりのメジャー作品。膨大な大物ゲストの導入や、華やかなポップ性を重視した作りはメジャー発らしいところか。“The Sun, The Moon And The Stars”でティンバ風ビートを用いるなど、現行サウンドの咀嚼も完璧だ。なお、本作のプロデューサーは〈プリンス〉!(出嶌)

PRINCE
『The Rainbow Children』
NPG(2001)

  世のネオ・ソウル流行りに対する殿下からの回答……ってワケでもないだろうが、ジャズっぽいアレンジを施し、ナマなライヴ感を前面に押し出したアルバム。ポップでスムーズな展開ながら、もちろん骨太な殿下グルーヴは健在だ。前作とは対照的にゲストは少なめ。(林)

PRINCE
『One Nite Alone... Live!』
NPG(2002)


  プリンス初の公式ライヴ・アルバムはデカ箱入りの3枚組! 2002年3~4月に全米各地で行われたショウの模様を収めた作品で、メイシオ・パーカーら手練れがヒット曲から長尺ジャムまで自在にプレイ。ジョージ・クリントンやミュージックが飛び入りするDisc-3が聴きモノ。(出嶌)

PRINCE
『N.E.W.S.』
NPG(2003)

  最新作の前ぶれとしてリリースされた謎(?)のインスト・アルバム。2003年2月6日、自前スタジオにてわずか1日で録音された長尺な4曲がスマシ顔で並ぶ。乱暴に言えば、これは近年のジャジーな殿下マナーに則った新世紀型ジャズ・ファンク盤。スリリングです。(林)

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