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特集

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2004年06月03日 14:00

更新: 2004年06月03日 19:43

ソース: 『bounce』 254号(2004/5/25)

文/出嶌 孝次

アーティストとしての真の独立へ

 その後、晴れて自由になった彼は、96年の『Emancipation』以降、〈出したい作品を出したい時に出したい体裁で出したいレーベルから〉自由にリリースしていくようになり、いろんな意味でマイペースな自立を手にした。気分次第でメジャーに舞い戻ったり、ファンク仲間を集めて好き勝手なことをやったり……いつしか彼の名前はプリンスに戻っていた。

 そして2004年。ネオ・ソウル時代の追い風を活かしきらなかった彼も、今回の歓迎ムードは決して見逃さなかったのだ。このタイミングで『Musicology』がメジャー・リリースされたのは至極まっとうだし、ここで彼がマスに背を向けなかったのが嬉しい。プリンスは永遠に即位しないポップ・ミュージックの王子なのだから。

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