中間テストに備えて、この課題はマスト! 聴き逃しは厳禁よ!(2)
JIMI HENDRIX EXPERIENCE 『Electric Ladyland』 MCA(1968)
ギター演奏に革命をもたらした数々のパフォーマンスで、ギタリストとしてのイメージが強調されている彼だが、ソングライターとしての才能ももっと評価されるべきである。黄金のメロディーに多彩なプロダクションが施された、高い完成度を誇る一枚。(石田)
JOURNEY 『Escape』 Columbia(1981)
リリース当時、全世界で800万枚以上のセールスを記録し、バンドを一気にスターダムへと押し上げたアルバム。スティーヴ・ペリーの繊細で透明感のある歌声と爽快なコーラス、壮大な拡がりを見せるサウンドとが見事に結実し、“Open Arms”など数々の名曲を生んだ。(奥本)
JUDAS PRIEST 『British Steel』 Columbia(1980)
ドラムスに元トラピーズのデイヴ・ホランドを迎えた通算7作目。UKチャート3位に輝き、彼らを80年代の大躍進へと繋げる足がかりとなった名盤。ソリッドかつヘヴィーなギター・リフ中心の楽曲は〈ハードロックの革新〉とされ、ヘヴィーメタルを定義付けた。(奥本)
KISS 『Destroyer』 Casablanca(1976)
アメリカン・コミックから抜け出したかのようなルックスやド派手なステージングから、ヘタをすれば評価が濁ってしまいそうな彼らであるが、実は緻密に計算された確信犯。チープかつドライヴ感抜群なギターが映える“Detroit Rock City”や名バラード“Beth”などを収録した4作目。(石田)
LED ZEPPELIN 『IV』 Atlantic(1971)
ロック史上に燦然と輝く名盤。71年発表の作品だから、すでに30年以上の時間が経過しているがまったく古さを感じさせない。それどころか彼らを知らない世代が聴いても、衝撃性と神秘性は変わらずである。“Black Dog”“Rock And Roll”“Stairway To Heaven”と不朽の名曲が連なる。(杉本)
MC5 『Kick Out The Jams』 Elektra(1969)
〈説明不要〉なんて言葉がありますが、このアルバムがまさにソレ。デビュー作がライヴ・アルバム! しかも激ハイ・テンション!! アジりMCで始まり、サイケからブルースまで。すべての混沌と怒りを呑み込んだ音の洪水に、真の〈パンク〉が映し出される。(石田)
MOTORHEAD 『Ace Of Spades』 Sanctuary(1980)
ヘヴィーメタルとパンクの両党から支持され続ける暴走バンドの大傑作。レミー・キルミスターのベースとヴォーカルが、しょっぱなから飛ばしまくり! パブ・ロック~70'sパンクの名仕事で知られるヴィック・メイルによるプロデュースというのも、この骨っぽい音を聴けば納得。(岩田)
MOTT THE HOOPLE 『All The Young Dudes』 Columbia(1972)
解散を表明した矢先、彼らの実力を評価していたデヴィッド・ボウイが、〈バンドを救う〉とプロデューサーを買って出た。解散の危機を免れたバンドは、同時に潜在していた音楽性をも開花させ、見事な復活を果たすことになる。グラム・ロックを代表する一枚。(杉本)
THE NEW YORK DOLLS 『The New York Dolls』 Mercury(1973)
ケバすぎるルックスで現れた彼らの記念すべきデビュー作。ジョニー・サンダースが掻き鳴らすギターを中心にしたサウンドは、ローリング・ストーンズを下敷きにしたもの。今作での衝撃はUKにまで及び、セックス・ピストルズの誕生にヒントを与えた。(岩田)
OZZY OSBOURNE 『Bark At The Moon』 Epic(1983)
ジェイクE・リー加入後のソロ・スタジオ・アルバム3作目。タイトル・トラックの強烈なインパクトは、オジー伝説の金字塔としていまなお君臨している。他界したランディ・ローズを意識することのないジェイクのギタープレイは、何度聴いても鳥肌モノ。(奥本)