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特集

耳で聴いたピープル・トゥリー

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2004年04月22日 18:00

更新: 2004年04月22日 18:36

ソース: 『bounce』 252号(2004/3/25)

文/久保田 泰平、轟 ひろみ、達磨 剣

ジョージ・マイケルが与えた大きな影響は、ここに一本のトゥリーを生んだ

ROBBIE WILLIAMS
『Escapology』
Chrysalis/2002
〈90年代のワム!〉と評してもおかしくないアイドル人気を誇ったテイク・ザット。そこからサッサと脱退した英国紳士ロビーは、ソロ・デビュー曲にジョージのカヴァー“Freedom '90”を選んでいる。国民的シンガーとなった現在でも気まぐれにフリーキーなことをやらかしてしまうのはジョージの影響ですか?(轟)

JUSTIN TIMBERLAKE
『Justified』
Jive/2002
ある種の白人アーティストが追求してやまないソウル/R&Bの滋養を現在もっとも素直にアウトプットするジャスティン。スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイへの憧れをストレートに表現してやまない姿はかつてのジョージ・マイケルと激しくかぶる。イン・シンクは解散しないようだけど。(轟)

平井 堅
『Ken's Bar』
DefSTAR/2003
ジョージ・マイケル同様、艶な歌唱が魅力的な堅さんですが、ジョージ『Songs From The Last Century』さながらのカヴァー・アルバムである本作で、ジョージの“Faith”を歌唱。“見上げてごらん夜の星を”における九ちゃん&堅さんのように、ジョージ&堅で“I Want Your Sex”をデュエットするっていうのもアリ?(久保田)

TALKAN
『Dudu』
Hitt/Istanbul Plak/2003
ジョージのルーツ、ギリシャのご近所さんからセクシー・マッドネスを探していたら……〈トルコのリッキー・マーティン〉ことタルカン様がいたよ。その無精髭具合もかつてのジョージを連想させるものですが、どこか哀愁を漂わせながらも色気を大放出するあたりが共通項かと。地中海の色男の系譜、ってヤツですか。(達磨)

PET SHOP BOYS
『Release』
EMI/2002
善くも悪くもフリーク視されがちなゲイ・ミュージシャンのなかで、等身大の在り方のまま活躍し続ける彼ら。が、視点のユニークさはやはり独特。ゲイ叩きをしたエミネムを〈10点満点で9点のイイ男!〉とホメ殺す(?)“The Night I Fell In Love”のスマートなイヤミ感は“Outside”以降のジョージが得たものと同種。(轟)

DARYL HALL & JOHN OATS
『H2O』
RCA/1982
彼らにとって最大のヒットとなった本作が発表された年にワム!がデビュー。その後、同じ〈ホワイト・ソウル・デュオ〉として、英米のポップス・シーンを沸かせました。早い段階で相棒に見切りをつけたジョージ・マイケルに対し、こちらはいまだご健在。活動休止を繰り返しつつも、解散という噂は聞いていません。(久保田)

PRINCE
『Lovesexy』
Paisley Park/Warner Bros./1988
ソロ・デビュー時のジョージは、あきらかにプリンスの密室ファンクをマネてまして、当のプリンスが『Faith』の翌年に送り出した意趣返しこそ本作。実際、〈『Faith』への皮肉たっぷりな回答〉とも評されてたし。そんな殿下もレコード会社と法廷でモメてた時期にはジョージとアドヴァイスを与え合っていたとか。(轟)

QUEEN
『JEWELS』
東芝EMI
ゲイ人魂全開の両者でありますが、その美学を叶えるのもシンガーとしてのケタ外れの実力があってこそ。かのフレディ・マーキュリー追悼コンサートにおいて、フレディの広すぎる声域を完璧にカヴァーしていたのがジョージひとりだったこともその証明でしょう。テクニックを出し惜しみする寸止め具合もフレディ譲り。(達磨)

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