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カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年04月08日 14:00

更新: 2004年04月08日 18:47

ソース: 『bounce』 252号(2004/3/25)

文/轟 ひろみ

 全米チャートNo.1をマークしたアッシャーの“Yeah!”。早い段階から話題になっていたように、これは〈クランク〉と括られる流行のスタイルを採用している。で、その〈クランク〉とは、いま栄華を極めるアトランタの怪神=リル・ジョンが標榜して有名になったもの。最近では〈クランク〉コンピが出ていたりもする賑わいながら、定義自体は特に明確にされておらず、いわゆる〈ベース〉や〈バウンス・ビート〉のロウテンポな亜種と考えてよい。R&Bでこれを採用したのはTLCの“Come Get Some”で、コール&レスポンスを主体にしたパーティー・チューンだ。また、ヤングブラッズのクランク・ヒット“Damn!”のオケをママ使いして歌ったオリヴィアの“All”のような〈ブレンド〉風のクランクR&Bは今後も増えていきそう……って感じでヒップホップやダンスホール同様、R&Bも雑食音楽なのよ。

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