日本は突破者の宝庫だ!! JAPAN AVANT-JAZZ
日本のジャズ史といっても、その興味深い歴史のすべてをこのページのなかでご紹介できるわけがありません。ということで、ここでは〈突破者〉をキーワードにしながら、日本のジャズを少しだけ覗いてみましょう。モダン・ジャズというボーダーを日本ではじめて突破し、エポック・メイキングな存在としていまもなお語り継がれているのが、高柳昌行、山下洋輔、豊住芳三郎らを中心に62年に組織された〈新世紀音楽研究所〉の面々。彼らはその後のキャリアにおいても素晴らしい作品を世に放ち続けました。映画や舞台などのアングラ文化との繋がりも深かった70年代から30年以上が通過した現在においても、スタイルやフォーマットに囚われないジャズの突破者たちは活躍中で、渋さ知らズやDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENなどの活動によって日本のジャズ・シーンはさらなる充実期を迎えようとしています。