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特集

フリージャズ/フリー・インプロヴィゼーションの流れをチェック!!

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2004年02月12日 14:00

更新: 2004年02月12日 17:59

ソース: 『bounce』 248号(2003/10/25)

文/達磨 剣、西田 陽子

1960年~

ORNETTE COLEMAN
『Free Jazz』
 Atlantic(1961)

  エリック・ドルフィーと並んで60年代フリージャズの代名詞的存在であるオーネット・コールマン。そのまんまのタイトルの今作ではリズムはどこへやら?と思わせるほどにやりたい放題のブロウを聴かせてくれる。彼は70年代に入ってからも『Dancing In Your Head』など数多くの名盤を残した。(西田)

ALBERT AYLER TRIO
『Spiritual Unity』
 ESP(1964)


  フリージャズのアーティストたちに光をあて、彼らをメジャーな存在へと押し上げた偉大なるレーベル、ESP。そして、このレーベルの記念すべき最初の作品がアルバート・アイラーの今作であった。喜びがサックスに溢れているとはまさにこの作品のこと。おどろレーベルの代表作です。(西田)

1970年~

THE ART ENSEMBLE OF CHICAGO
『Bap-Tizum』
 Atlantic(1972)


  民族系フリージャズの先駆者&キングによる、奇抜なサウンド・アンサンブルに驚愕せざるを得ない一枚! 彼らはAACMの代表メンバーであり、ヨーロッパにAACMの存在を知らしめたグループだった。レスター・ボウイ、ロスコー・ミッチェル、ジョセフ・ジャーマンらが中心メンバー。(西田)

PETER BROZMAN OCTET
『Machine Gun』
 ヴィヴィド(1973)

  ドイツ・フリージャズの名門レーベル、FMPの立ち上げメンバーであり、ヨーロッパ・シーンを引っ張ってきたペーター・ブロッツマン。今作は歴史的なハードコア・パンク・ジャズ作品。ペーターのサックスの音を聴いたドン・チェリーが〈マシンガン!〉と言ったのがタイトルの由来だとか。(西田)

GLOBE UNITY
『Improvisations』
 ユニバーサル(1978)

  アレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハのもと、ペーター・ブロッツマン、デレク・ベイリー、エヴァン・パーカーら当時のヨーロッパを代表するインプロヴァイザーたちが集結。密度の濃い即興演奏が繰り広げられており、今作でアメリカとヨーロッパの違いを確認するのもいいかも。(西田)

1980年~

FRED FRITH
『Step Across The Border』
 East Side Digital(1990)

  ジョン・ゾーンにも影響を与えたフレッド・フリスが出演した映画のサントラ。かつてのNYダウンタウンの裏キャッチフレーズともいうべきアルバム・タイトルだが、ヒョイヒョイと壁を突破していくフレッド・フリスの身軽さにいまもなお驚かされる。彼の音楽人生の集大成的一枚。(達磨)

PAIN KILLER
『Talisman』
 Tzadik(2002)

  ジョン・ゾーンがミック・ハリスらと結成した超轟音ファストコア・ジャズ・グループ。ただひたすらに打ちつけられる音の塊からは各自の卓越したスキルが……なんてことはどうでもよくて、放出されるエネルギーに打ちのめされていれば十分。今作は名古屋で行ったライヴを収めた強力盤。(達磨)

1990年~

TIED & TICKLED TRIO
『Electric Avenue Tapes』
 Clearspot(2002)

  シカゴ音響派との交流も深いドイツ出身の彼らは、デレク・ベイリー作品への参加やレスター・ボウイとの共演の経験もある現代のフリージャズメン。エレクトリック・コーティングされたサウンドのなかで、ジャズへの敬愛をストレートに表したかのようなトロンボーンとサックスが響いている。(達磨)

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