THE CELEBRATED COLLECTION(2)
JESSICA SIMPSON
99年のアルバム『Sweet Kisses』で華々しいデビューを飾った天才歌姫。彼女の最大の魅力は、バラード、アップテンポ、R&Bと何でもこなせる懐の深さ。2002年の10月、「出会った瞬間に結婚したいと思った」という元98ディグリーズのニック・ラシェイと結ばれ、充実した毎日を送っている。目下、彼女のサード・アルバムとなる最新作は、〈ありのままの私=私は幸せ〉というところから名付けられた『In This Skin』。自信と幸福感に満ち溢れた好盤だ。(渡辺)
JUSTIN GUARINI
ケリー・クラークソンと同様、ティーン・ポップ・シーンの虎の穴〈American Idol〉出身のジャスティン・グアリーニ。前出のケリーとは映画「From Justin To Kelly」でも共演を果たしながら、人気に関しては彼女に先行を許してしまった感もあり。だが! 今年発表したデビュー・アルバム『Justin Guarini』における、ソウル・クラシック・カヴァーの堂々とした歌いっぷりはどうよ! 絶対にあなどれない存在なんだから!!(犬笛)
KELLY CLARKSON
日本でもアメリカ版〈ASAYAN〉としてすっかりお馴染みの人気プログラム〈American Idol〉から飛び出した、現代の〈シンデレラ・ガール〉ケリー・クラークソン。まだ田舎臭さが抜けきらないところがたまらなく可愛いくて、個人的には〈お嫁さんにしたいセレブNo.1〉である。しかし、なによりも魅力的なのは素晴らしいその歌唱力。デビュー・アルバム『Thankful』に収録の“A Moment Like This”には本当に鳥肌ビンビンにさせられちゃいました! マイッタネ!(冨田)
JUSTIN TIMBERLAKE
普段よく耳にしながらも、その実どういった意味かハッキリしない〈セレブ〉という単語。その実像にピンとこない人もこのジャスティン・ティンバーレイクを見れば、かの高田延彦でなくとも〈お前、セレブの中のセレブだよ!〉と言うに違いない。イン・シンクのメンバーとして96年にデビュー以降、シェイクスピアやテディ・ライリーといった大物プロデューサーとのコラボレートを経て、ソロ・デビューを前後してのネプチューンズやネリーとの共同作業、そしてブラック・アイド・ピーズのヒット・シングル“Where Is The Love?”への参加など、ブルー・アイドでありながらブラック・ミュージックをその血肉として採り込む〈セレブリティー〉な外交手腕も含め、22歳の若き才能はいまなお進化を継続している。見事No.1セレブにまで成長し、〈ティーン・ポップ〉という足かせから脱却したいまこそ、来年発表とウワサのイン・シンクの最新アルバムが待ち遠しくてならない。ジャスティンのいまも加速する〈セレブリティーなクリエイティヴィティー〉は、間違いなくポップ・カルチャーに偉大な足跡を残すことになるのだから。(加賀)
LISA MARIE PRESLEY
エルヴィス・プレスリーの愛娘。3度に渡る結婚→離婚(相手はマイケル・ジャクソン、ニコラス・ケイジなど)でなにかと世間を騒がせてきた彼女は、2003年3月、自身の栄光と挫折に満ちた半生を綴ったデビュー・アルバム『To Whom It May Concern』を発表。父親譲りの表現力と歌唱力、なにより〈シンガー・ソングライター、リサ・マリー・プレスリー〉の力量を存分に堪能できる内容となっており、エッジの効いたロック・サウンドが実に痛快!(渡辺)
MANDY MOORE
15歳でデビューを果たし現在19歳という、文字どおりのティーン・セレブであるマンディ・ムーア。今年初頭に日本公開された映画「ウォーク・トゥ・リメンバー」では主役を演じて各方面から大絶賛! いまやポップ・ミュージック・シーンを軽く飛び越したスーパ・セレブなの。さきごろ2年ぶりとなるサード・アルバム『Coverage』をリリースしたばかり。収録曲すべてが渋すぎるセレクトの、オジサマたちも感涙の好作品に仕上がっているわ。(犬笛)