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特集

2003年版、名プロデューサー列伝!!

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年12月04日 18:00

ソース: 『bounce』 249号(2003/11/25)

文/武山 英丈

 プロデューサーとの関わりが、その作風を顕著に左右するセレブ・ポップ・シーン。しかしながら、2000年あたりを境にしてそのプロデューサーも大きく変わりはじめているようです。ボーイズ・グループの減速→主役アーティストの入れ替わりもあってか、マックス・マーティンやデニス・ポップなどの90年代後半に全盛を極めたユーロ・ポップ人脈は影を潜めた模様。同時に、ドライで無機質に聞こえてしまうプロトゥールズへの反動もあったのかもしれません。そこで注目を浴びはじめたのが、リアルなミュージシャンのバランス感覚。マトリックスを筆頭にリンダ・ペリーやスコット・ストーチなど、現在脚光を浴びているプロデューサーの誰もが、音楽に広く則した優れた能力を備えています。アーティストのキャラと同等に、楽曲のクォリティーも問われる時代になったといえましょう。

THE MATRIX

  ローレン・クリスティー、スコット・スポック、グラハム・エドワーズで構成される3人組。アヴリル・ラヴィーン“Complicated”を手掛けたことはあまりにも有名な話だが、ヴォーカルを活かしつつ、ギターを軸にしたロックのダイナミズムを伝える手腕が冴える。ロック仕事多数。

CATHY DENNIS

  90年代初頭にはイギリスのユニット、D・モブのヴォーカリストとして活躍し、その後ソロへと転向。91年にはシングル“Touch Me”をヒットさせている。昨今はソングライティングを中心にしたプロデュース・ワークを数多く行っており、Sクラブやカイリー・ミノーグが有名。

LINDA PERRY

  アフター・グランジ期のバンド、4ノン・ブロンズのヴォーカリスト。荒んだサウンド全盛だった時期にも関わらず、グッド・メロディーでバンドの人気を引っ張っていた彼女だけに、そのメロディーセンスを買われた仕事が多数。ピンクやシュガーベイブス、フェイス・ヒルなど。

SCOTT STORCH

  ドクター・ドレーのお抱えキーボーディストにして、ルーツの影武者。そのミュージシャン体質ゆえか、どんなサウンドもフラットに処理する優れたバランス感覚の持ち主。やはりドレー周辺の仕事が目立つが、ピンクやクリスティーナ・アギレラ、ビヨンセとの仕事も出色の出来。

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