こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

アルバムをサポートするポップ・シーンの〈ド真ん中〉!!

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年12月04日 18:00

ソース: 『bounce』 249号(2003/11/25)

文/出嶌 孝次

 さすがブリはド真ん中を行きやがるね。USのコマーシャル・ポップスは日本で思い描かれるような〈ポップス〉じゃない……というか、もはやポップ・チャート自体が〈真っ黒〉なわけで、10月11日付の全米シングル・チャートではついにトップ10をブラック勢が独占(史上初)。それもリル・ジョン、ヤングブラッズ、リュダクリスなど自身の持ち味を貫く連中ばかり……つまりは普通にド真ん中が〈そこ〉だってことだ。そして、ブリが今回選んだプロデューサーも〈そこ〉の腕利きが中心。ポップの王道を行くブリなら当然のチョイスであり、イイ意味でこれは〈冒険〉じゃないのだ。

 さて、“Me Against The Music”で主役を食わんばかりのマドンナに次いで目立つゲストは、ブーティーな“(I Got That)Boom Boom”に登場のイン・ヤン・トゥインズ。先日の3作目『Me & My Brother』も好調なアトランタの熱血ラップ・デュオだ。で、それらを仕掛けたのはレッドゾーンを主宰するトリックスターことトリッキー・ステュワート。かつては98ディグリーズなどを手掛け、90年代後半からJTマネー仕事でシーンのトップに浮上、最近もB2Kやマイアなどでシーンを賑わせるアトランタの才人だ。また、レゲエ+バングラの“Thoia Thoing”が大ヒット中のR・ケリーは似た手法で“Outrageous”を制作。さらに、前作で組んだBT以上にポップなテクノの王者=モービーも起用、加えて、最近ジャスティンも手掛けたP・ディディ、リシ・リッチのバングラ・リミックス、トドメにマトリックスまで起用しているのだから……見事! ここまで赤絨毯を敷かれてこそセレブ(リ)。ブリは凄いぞ。

▼文中に登場した作品を紹介

インタビュー