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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年11月27日 13:00

更新: 2003年11月27日 16:55

ソース: 『bounce』 249号(2003/11/25)

文/石 小鉄、轟 ひろみ、立野 幸恵、出嶌 孝次

Disc Guide その2

Crystal Kay 『almost seventeen』 エピック(2002)

  タイトルどおり、17歳になる直前にリリースされたサード・アルバム。☆タカハシタク、DJ WATARAI、AKIRAらがトラックメイカーを務めるほか、コーラスにMICHICO、フィーチャリング・ラッパーにSORA3000とSPHERE of INFLUENCE……といったゴージャスな内容になっている。(立野)

PALM DRIVE 『BLOCK HOLIDAY』 ユニバーサルJ(2003)

  いわゆるJ-Popも含めて幅広く手掛けるAKIRAのプロジェクト。旧知のF.O.HやHAC、Tylerらを迎え、シングル曲“HOLIDAY”ではBoAとZEEBRAを合体させる離れ業! 白眉はCrystal KayとCORN HEADを絡ませた“Hello☆Goodbye”のはかない美しさ。AKIRA本人の甘い歌唱もいい。(轟)

aki-la 『Living On My Rough Street』 エピック(2003)

  LA暮らしを経て、仰天のスヌープ・ドッグ共演曲“Freak da club”でデビューしたaki-la。そのタフネスを持ち味にラップもこなす彼女だが、力強い自信に溢れていながらもセクシーな歌声がいい。特に“2 Nights 3 Dayz”は歌詞の淫靡具合も相まって、耳元までグッときますね。(出嶌)

JAMOSA 『REMINISCING』 ISLAND/ユニバーサルJ(2002)

  最近はSPHERE of INFLUENCEの楽曲にフィーチャーされて注目のJAMOSAが、昨年リリースしたミニ・アルバム。どことなくアーシーで太い声が実にソウルフル。タミー・ルーカス(!!)のコーラスも効いた“All About U”などミディアムの味わいは規格外で、6曲じゃ足りんよ!(出嶌)

Eliana 『Let's Stay Together』 FUNAI(2003)

  ブラジル人と日本人とのハーフであるElianaのデビュー・シングル。DJ KAORIがプロデュースを手掛け、Shingo.Sがトラック制作に関与……と当然マジな音に仕上がっているわけですが、なによりもこのよく伸びる声!! 切なげな楽曲との相性もかなり良い。アルバムをお待ちしてます!!(石)

SUITE CHIC 『WHEN POP HITS THE FAN』 avex trax(2003)

  安室奈美恵を中心としたプロジェクトの豪華なアルバム!! ZEEBRAを迎えたFIRSTKLAS製の“GOOD LIFE”をはじめ、VERBALにAQUARIUS、MURO、DJ WATARAIなどツワモノたちがズラ~リ勢揃い。ここでのトライが本人名義の作品にフィードバックされてるのも美しいね。(轟)

安室奈美恵 『LOVE ENHANCED single collection』 avex trax(2002)

  “I HAVE NEVER SEEN”以降のシングルを集めた一枚だが、ただのベスト盤にあらず。リミックス、リアレンジ、ヴォーカルの録り直しまで行ったオリジナル作品的な仕上がりなのだ。深みと表現欲を増したヴォーカルからは、SUITE CHIC前夜のざわめきが感じられる。(出嶌)

AI 『ORIGINAL A.I. -Deluxe Edition』 Def Jam Japan(2003)

  “最終宣告”“THANK U”を経て放たれたアルバムの新装盤。歌にラップに作詞、と〈デキる女!〉っぷり全開。SPHERE of INFLUENCEをフィーチャーした“2 HOT”は特に◎、813(DJ YUTAKA & Shingo. S)手掛ける“SUMMER TIME”はもっと◎!(立野)

TIGER 『Summer dayz ~太陽と遊ぼう~』 Rhythmedia Tribe(2003)

  安室ちゃんの“So Crazy”でラップのリリックを書いたTIGER。Shingo.Sらが参加したこの夏向けEPでは80's的なキラキラ・サウンドが中心。ソーラー風ファンク“Summer dayz”をはじめ、冬も聴きたいパーティー・チューンが山盛り。こりゃ傑作だろ。(轟)

kazami 『sprout』 ソニー(2003)

  Home Grown、MISS MONDAY、AKIRAらの参加がいくつもの色彩を描き出すデビュー作。とはいえ、スロウ~アップを表現力豊かに歌いこなすkazami本人の佇まいがまたソー・フレッシュ!! アレサ・フランクリンのヴァージョンによる“I Say A Little Prayer”なんていう反則技の乗りこなし方もまた良し。(石)

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