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特集

耳で聴いたピープル・トゥリー(2)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2003年11月06日 13:00

更新: 2003年11月06日 17:34

ソース: 『bounce』 248号(2003/10/25)

DONNY HATHAWAY『Everything Is Everything』 Atlantic/1970

  共にレオン・ラッセルの“A Song For You”をカヴァー……っていう繋がりは強引だが、ニュー・ソウル期のアレサが残した2作品にダニーは鍵盤奏者として参加(特に“Day Dreaming”のあのフレーズ!!)。その20年後、アレサは「マルコムX」のサントラにて“Someday We'll All Be Free”をカヴァーしている。(出嶌)

PRINCE AND THE NEW POWER GENERATION『Diamonds And Pearls』 Paisley Park/Warner Bros./1991

  ライヴでは“Chain Of Fools”を演っていたりするプリンスはもちろんだが、ここで紹介したいのは、NPGメンバーだったロージー・ゲインズ。ソロ作も出している彼女の驚異的なアレサ的ダイナマイト・ヴォイスは、本作中の表題曲や“Gett Off”で聴ける。ライヴでは“Ain't No Way”も完璧にカヴァーしていた。(出嶌)

OTIS REDDING『Otis Blue』 Atlantic/1966

  名曲“Respect”を、ものの見事に奪われたオーティス。67年、アレサのカヴァーがヒットしたのを見届け、若きソウルマンはこの世を去った。そしてアレサはその爆発的ヒットを機に〈女王〉の座を獲得。男のソウルから女のソウルへ……。“Respect”はすべての女性シンガーへのオーティスからの置き土産となった。(林)

吉田美和『beauty and harmony』 エピック/1995

  純なるポップスとして機能するソウルフルなヴァイブを持って生まれたドリカムの大歌手、吉田美和。この初ソロ作はデヴィッドT・ウォーカーら演奏陣の豪華さも話題になったが、そこには70年代のアレサを支えたベーシスト、チャック・レイニーの名も。悠然たる〈美〉と〈和〉の均衡はアレサにも通じたりして。(出嶌)

QUEEN LATIFAH『She's A Queen : A Collection Of Hits』 Universal

  〈クィーン〉を名乗るラティファもまたアレサの子供だろう。男社会のヒップホップ・シーンにひとり果敢に飛び込んだ女性であり、女性MCのパイオニア的存在でもある彼女には、レディー・ソウルの扉を開いたアレサの姿をついダブらせたくなる。いたずらに女を売りにせず、男に媚びない姿勢もアレサ譲り!?(林)

GEORGE MICHAEL『Ladies & Gentlemen』 Epic

  ソロ転向した人気絶頂期に女王と共演したクィーン・オブ・ジェントルメン。年齢的にも性的嗜好的にもありえないカップルによる“I Knew You Were Waiting”は、アレサに久々の全米No.1を戴冠せしめた名曲だが、完璧な大歌手2名による〈規定演技〉のごとし。なお、この後ジョージはクィーンとも共演。女王好きか?(出嶌)

ERMA FRANKLIN『Soul Sister』 Brunswick/ビクター/1970


  姉妹のキャロリンとともにアレサのバックで歌っていたアーマ(38年生まれの〈姉〉だが、43年生まれの〈妹〉説も)。何者をも恐れぬ力強い歌声は、ゴスペルを出発点とするフランクリン一家の血筋だろう。かつてシカゴ・ソウルの音を浴びたこのソウル・シスターは、アレサの新作を聴かずして昨年他界。(林)

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