はち切れんばかりのポジティヴ・ソングの数々

　ジェイソン・ムラーズに負けず劣らず、ここ最近はポジティヴな歌がいっぱい。まずは天才〈少年〉から〈青年〉へと移り変わりつつあるブライス・エイヴァリー君。ロケット・サマー名義で活躍している彼のサウンドは、エモな熱気が詰まった勉強部屋でひとりギターを掻き鳴らしてるって感じ。そして、自分の勉強部屋にポール・マッカートニーを呼んで英才教育を受けたのがリアム・リンチで、キレ味たっぷりのユーモア・センスが爆発してます。でもブルウなんて、もみあげとパワー・ポップなサウンドが両方爆発!　ジョン・メイヤーと同じレーベル、アウェア出身っていうのも注目ですね。と、ここまで見てくると、みんなバンド・サウンドもお手の物な天才肌アーティストばかり。そういえば、彼らの〈お兄さん〉にあたるベン・リーも、さらに深みを増したソングライティングでマイペースに活躍中。みんな、もう、はち切れそう!

▼文中に登場するアーティストの作品を紹介。