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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年10月02日 21:00

ソース: 『bounce』 247号(2003/9/25)

文/新谷 洋子

すべてが充実期にあるジョン・メイヤーがセカンド・アルバム『Heavier Things』を発表!! 彼の歌声がふたたび世界を包み込む!!


「ボクの名前はジョン・メイヤー。趣味はバスケットボールとギターです」──去る8月半ば、ニュージャージー州カムデンのライヴ会場で対面した際、ジョンは流暢な日本語でこんなふうに自己紹介して日本からの取材陣を仰天させた。聞けばそれは約10年前、小田原の高校に留学していた頃に彼がしばしば口にしていたセリフなのだという。そう、当時ギターに夢中だったコネチカット生まれの少年は、その後真剣にミュージシャンを志して名門バークリー音楽院に入学。2年後に中退するも、アトランタを拠点にシンガー・ソングライターとしての活動をスタートし、2年の下積みを経て2001年夏にデビュー・アルバム『Room For Squares』を発表する。そして同時に開始したツアーを通じて全米各地で熱狂的なファンを獲得して、現在までにアルバム・セールスはアメリカだけで300万枚を突破。男性シンガー・ソングライターとしては昨今例のない規模の成功を収めるに至った。けれど、昨年12月にツアーを終えて新たにNYに居を構えたジョンは、休む間もなくジャック・ジョセフ・プイグ(前作でミックスに参加)をプロデューサーに選んで、新作の制作に着手。「なぜって、何よりも人々に忘れられるのが怖かったし、自分が一発屋じゃないことを証明しなくちゃならなかったからね」と彼は苦笑交じりに話すが、そんな心配は杞憂と言うしかないだろう。完成したセカンド・アルバム『Heavier Things』は、ジョンが長らく後継者を欠いていたアメリカン・ロックのメインストリームを背負える大器であることを実感させる傑作であり、成功のプレッシャーをまったく感じさせない自信に満ちたネクスト・ステップだからだ。

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