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特集

スーパー・バンドがやって来た!!

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2003年08月07日 18:00

更新: 2003年08月07日 20:07

ソース: 『bounce』 245号(2003/7/25)

文/安田 謙一

WE ARE SUPER!!

 スーパースター、スーパーマーケット、スーパードライ、スーパーフリー……。こうして〈スーパー〉と名のつく言葉を並べてみると、言葉の意味〈超〉を表すものから、逆にすごくチープな響きを持つものもある。〈スーパー・グループ〉という呼称は、ロック・シーンにおいて一時代を築いた流行語。文字どおり、スーパーなミュージシャンの集合体。その代表格はなんといってもブラインド・フェイス。ウィンウッドに、クリームのエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、ファミリーのリック・グレッチの4人という豪華顔ぶれで、69年、同名のアルバムを1枚残した。短命もまた、スーパー・グループの特性でもある。短命、といえば、68年の伝説の〈ロックンロール・サーカス〉におけるダーティー・マック(ジョン・レノン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズ、ミッチ・ミッチェル)も、〈やり逃げ〉美学の極致だ。また、ちょうどロックが70年を迎えたころに、スーパー・グループという形に特別な意味があった、と感じさせるのが、沢田研二、萩原健一を中心に、スパイダース、タイガース、テンプターズからの混合メンバーで71年に作られた我が国のPYG。そして、その約10年後にパワー・ステーションが結成された時代には、とっくに〈スーパー・グループ〉という言葉は死語となっていたが、その主役ロバート・パーマーの名を、ウィンウッドと同様に所属レーベル、アイランドを支え、併走した同士としてここに連ねてみたい。

▼文中に登場したアーティストの作品を紹介。

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