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特集

トリニダードの〈顔〉、スティールパン

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年06月12日 12:00

更新: 2003年06月12日 20:04

ソース: 『bounce』 243号(2003/5/25)

文/大石 ハジメ、桑原 シロー、小樋山 仁、本橋 卓曇

ドラム缶を加工して作られた20世紀最後のアコースティック楽器、スティールパンは、99年にトリニダードの〈ナショナル・インストゥルメント〉(=国を代表する楽器)として認定された。20世紀なかばに発明されたばかりのこの楽器は、いまや国の顔とされるほどの存在となったわけだ。

ソロ演奏でのホロホロと優しい音色、100人もの大編成によるオーケストラの豪快な世界……と、さまざまなヴァリエーションを持つスティールパン。ドラム缶を楽器にしてしまうという、石油産油国であるトリニダードらしい〈発明〉によって生み出されたこの楽器は、LITTLE TEMPOなどの影響などもあってここ日本でもその注目度がグンと上がってきている。(大石)

STEEL LOVE WORLD WIDE
『LOVERS』
 ビクター(2003)
この特集でも素敵な文章を寄せてくれたYOH Watanabeがプロデュースするスティールパン・シリーズの第2弾。アール・ブルックス、ケン“プロフェッサー”フィルモアという2人のスティールパン奏者による、ひたすらスウィートな全11曲。〈君の瞳に恋してる〉などのカヴァーも交えながら、耳をくすぐる浜風のようなスティールパンの音色にうっとり……。(大石)


VARIOUS ARTISTS
『Le Steel Band De La Trinidad -Magie Caraibe』
 Arion(1972)
スティールパンの音色の柔らかさがより際立つ小編成での演奏を楽しめる一枚。“Brown Skin Gal”“Liza”といったカリプソの定番曲などを、数台のスティールパンとギターやコンガでシンプルに味付け。ヴォーカル曲のユニークさもカリブならでは。民俗音楽で定評のあるフランスのレーベル、アリオンから。(本橋)

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