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特集

AC/DCを知るための8枚

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2003年05月22日 17:00

更新: 2003年05月22日 17:36

ソース: 『bounce』 242号(2003/4/25)

文/増田 勇一

DISCOGRAPHIC AC/DC


『High Voltage』 Epic(1976)
74~75年に地元オーストラリア(とはいえヤング兄弟はスコットランド出身だが)のみで発表されていた初期2作品からの楽曲をまとめた、コンピレーション盤的成り立ちによる世界デビュー作。乾ききった音とガレージの匂い。やはり〈基本形〉がここにある。

『Let There Be Rock』Epic(1977)
世界進出を図り、まずその人気に火がついたのがパンク全盛当時の英国。ライヴ・アクトとしての屈強さが彼ら唯一の説得材料であり、殺人的スケジュールのツアーこそが成功要因だった。数多くの定番チューンを収めた本作はUKチャートでトップ20入りを果たしている。

『Highway To Hell』Epic(1979)
長年タッグを組んできたヴァンダ&ヤングのプロデュース・チームの手を離れ、後にブライアン・アダムスやデフ・レパードなどを手掛けることになるマット・ラングのもとで制作された飛躍作。欧米での地位を確立する。激しさのなかに光るポップ感覚も見逃せない。

『Back In Black』Epic(1980)
80年2月19日、まさに世界制圧前夜にボン・スコット急逝という悲劇に見舞われたAC/DCは、元ジョーディーのブライアン・ジョンソンを後任に迎え、危機脱出。尋常ではないテンションと研ぎ澄まされた超重爆音で、5人は世界を黒く塗りつぶした。これぞ永遠の名盤。

『For Those About To Rock...We Salut You』Epic(1981)
初の全米チャート首位獲得作。前作での成功によりアリーナ・アクトとしての地盤を築いていた彼らのライヴ・パフォーマンスは、巨大な大砲をステージに据えての大掛かりなものになっていた。ややテンポを抑えた重厚な作風。いわば超ヘヴィー・ブルースである。

『The Razors Edge』Epic(1990)
米国産メタル百花繚乱の80年代シーンに重鎮として君臨し続けたAC/DCに、90年代に向けての加速度を与えた秀作。“Thunderstruck”など、初期からの定番曲にひけをとらぬ楽曲群の充実もあり、全米チャート2位まで上昇。プロデュースは故ブルース・フェアバーン。

『Ballbreaker』Elektra(1995)
オリジナル・ドラマーのフィル・ラッドが12年ぶりに復帰。整合感以上にグルーヴが全面を支配する作風は、原点から一度も逸れたことのない彼らなりのストイックな足元確認を思わせる。彼らのファンであることを自認するリック・ルービンとの初タッグ結成も大成功。

『Stiff Upper Lip』Elektra(2000)
現時点における最新作。何ひとつ変わっていないようでありながら、AC/DCのお家芸たるヘヴィー・ブルース/ブギーは、もはや文化財級の熟練の味を漂わせるものとなった。本作を引っさげて行われた19年ぶりの来日公演も成功。王者の健在ぶりを証明してみせた。

OTHERDISCOGRAPHIC
ALBUM
『Dirty Deeds Done Dirt Cheap(1976)』
『Powerage(1978)』
『Flick Of The Switch(1983)』
『Fly On The Wall(1985)』
『Who Made Who(1986)』
『Blow Up Your Video(1988)』

LIVE ALBUM
『If You Want Blood You've Got It(1978)』
『AC/DC Live(1992)』

インタビュー