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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年05月15日 14:00

更新: 2003年05月20日 17:28

ソース: 『bounce』 242号(2003/4/25)

文/狛犬

かつてはヒップホップ不毛の地だったというデトロイトを現況に至らしめたのは、ジェイ・ディー改めJ・ディラだ。ランDMCでヒップホップに目覚めた彼は、まだ高校生だった89年に仲間のT-3、バーティンと共に3MCのグループ、スラム・ヴィレッジを結成している。DJの際にはテクノを中心にプレイしていたというが、そういった経験が彼を真にオリジナルなトラックメイカーへと成長させたのは間違いない。グループがアンダーグラウンドな活動を展開する一方で、彼はファーサイド“Runnin'”などをプロデュースして名を上げていき、96年にウマー(Q・ティップ、アリ・シャヒードとのユニット)としてプロデュースしたトライブ・コールド・クエストの問題作『Beats, Rhymes And Life』で一気に旬の存在に。音響派とも形容されたクールでメタリックなビートは賛否両論を集めたが、それこそがデトロイトで養われた彼のオリジナリティーだったし、いま聴いてもその創造性に驚かされる部分多し。その後はオーガニックな肌触りのトラックにも開眼、コモンやバスタ・ライムズからインナーゾーン・オーケストラまで多彩なプロデュース/リミックス・ワークを手掛けていく。スラム・ヴィレッジは紆余曲折を経た2000年にようやくアルバムをリリース。2001年にはソロ作『Welcome 2 The Detroit』もリリースし、そこではロウでプログレッシヴなブレイクビーツを聴かせた。多忙のためグループは脱けたが、いまなお拠点をデトロイトに置き、より新しいビート構築に挑戦し続けている。

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