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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年05月08日 19:00

更新: 2003年07月10日 16:01

ソース: 『bounce』 242号(2003/4/25)

文/村尾 泰郎、ロビ太

今こそ聴くべきポスト・パンク・クラシックス

GANG OF FOUR 『Entertainment!』 EMI(1979)

レッド・ホット・チリ・ペッパーズからR.E.M.、そしてレディオ4まで、多大な影響を与えてきたカミソリ・ギター。骨と皮だけのストイックなサウンド・プロダクションながら、弾けまくるベースと切れ味バツグンのギターとの組み合わせは危険すぎるって。ファーストとなる本作はマストな逸品ですが、ダビーなサード『Songs Of The Free』も聴きごろよ。(ロビ太)

PUBLIC IMAGE LIMITED. 『Matal Box』 Virgin(1979)

ポスト・パンクのエッセンスを凝縮させた名作。ジョン・ライドンはセックス・ピストルズ解散後ジャマイカで休暇をとり、UKに戻ってP.I.L.を結成。そんな彼のレゲエ/ダブの方法論がもっとも攻撃的に展開されているのが本作だ。重いベース、血も涙もないギター、窒息感。ここには、恐ろしいほど冷え冷えとしたロックの死体が横たわっている。(村尾)

SUICIDE 『Suicide』 Red Star/Mute(1977)

たった2人。ギターもドラムもなしで、どうしてここまで凶暴になれるのか。当時の流血ライヴも伝説と化したシンセサイザー・マフィア、スーサイド。マーティン・レヴが黙々と打ち込むシーケンサーのリズムに乗って、狂犬病のエルヴィス・プレスリーを思わせるアラン・ヴェガのロカビリー・ヴォイスが荒くれる。電子の荒野を徘徊する剥き出しの獣性がここに。(村尾)

23 SKIDOO 『Urban Gamelan』 Illuminated/Ronin(1984)

ニューウェイヴ・リヴァイヴァルのなかで再評価著しいこのグループ。スロッビング・グリッスルと深い交流を持ち、インダストリアル・ノイズの最先鋒として活動していた彼らだが、ガムランもどきのヘヴィーなパーカッションと、テープ・ループとのエキゾチックな絡みが(今こそ)新鮮。それはまるで野蛮なエレクトロニクス・ゲリラたちの雄叫び。(ロビ太)

JAMES CHANCE 『Irresistible Impluse』 Tiger Style

パンクの跳躍力とファンクの粘着力が、ハイテンションのドサクサに紛れてミックスされたジェイムズ・チャンスのサウンド。彼のコントーションズ時代からソロ・キャリアに至るまでを網羅したボックスがリリース! とにかくこのリズム、ソリッドさ!! 49曲入ってて、49回のけぞります。お小遣いがないときは、とりあえずコントーションズ『Buy』をBUY!(村尾)

A CERTAIN RACIO 『Early』 Soul Jazz(2002)

映画「24アワー・パーティー・ピープル」でもしっかりとフィーチャーされていた彼らは、ポスト・ジョイ・ディヴィジョンをめざしてトニー・ウィルソンが仕掛けたバンド。ジャズ/ファンク/ダブを巧みに織り交ぜながら80年代初頭の焦燥感で吐き出したそのサウンドが、ここにきて再評価。初期の音源をまとめた本作を聴けば、それも納得なカッコ良さ。(ロビ太)

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