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カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年05月08日 19:00

更新: 2003年07月10日 16:01

ソース: 『bounce』 242号(2003/4/25)

文/村尾 泰郎

ライアーズが引用して好事家の耳を惹きつけたESGの“UFO”。マーティン・ハネットのプロデュースによって80年にシングル・リリースされたこの曲は、当時のNYアンダーグラウンド・シーンを代表する1曲。このことから、ライアーズは〈ポスト・パンク・チルドレン〉として印象付けられることになったが、おもしろいのはライアーズのリリースとほぼ同時期に、ESGが20年以上の時を隔てて新作を発表したこと。彼女たちの例に漏れず、新世代の動きに呼応するようにヴェテラン勢の〈新作〉が相次いでいる。A.R.E.ウェポンズに影響を与えたスーサイドは今なお殺傷力のあるエレクトロ・サウンドを放ってきたし、UKニューウェイヴのパイオニアであり、その後のシーンに大きな影響を与え続けたワイアーまでもが強力な新作をリリース。ほかにもソフト・セルやD.A.Fなど、どれもが完成度の高いものばかり。これでライアーズに触発されてスリッツまでも……って考えただけでも失禁モノです。

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