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特集

YMOを知るための6枚

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2003年03月13日 15:00

更新: 2003年03月13日 18:39

ソース: 『bounce』 240号(2003/2/25)

文/村松 タカヒロ

DISCOGRAPHIC YMO

『イエロー・マジック・オーケストラ』
アルファ/ソニー(1978)
翌年に出た〈US版〉の音質は、アール・デコ調スリーヴにくるまれたこの〈国内版〉よりも善かれ悪しかれ(コンテンポラリーな)コンプレッションがなされておって、その後のYMOのストレスを暗喩。細野ソロの余韻を電解し、ディスコティークとも和解した傑作デビュー盤。

『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』
アルファ/ソニー(1979)
日本人は〈テクノポリス〉のマニフェストをもって、東京のなんたるかを初めて知ったろう。これに小遣いをはたいた小学生は〈ORCHESTRA〉のスペルを必死で覚えたろう。聴き返してみれば、メロディーのなんたる悪辣さ! 緻密なアレンジと音の良さには呆れ返る!

『BGM』
アルファ/ソニー(1981)
ビートルズでいうなら、これは“Ob-La-Di, Ob-La-Da”と“Black Bird”抜きの〈ホワイト・アルバム〉。〈MC-4〉に盛られた毒で聴き手の多くを振り払ったが、熱心なファンにはもっとも愛されたアルバムだとも思われる。録音中は〈TR-808〉がのべつ鳴り続けた。

『テクノデリック』
アルファ/ソニー(1981)
〈Hurrah〉のステージ、はためく星条旗と松武秀樹のコンバット・ルックにファンカデリックへのオマージュを読み取ったのは世界中で3人くらいだろうけど(妄想だよ!)、ここでは細野のファンキーなベースも存分に。もっとも〈プログレッシヴ〉なYMO。最高傑作。

『浮気なぼくら』
アルファ/ソニー(1983)
“君に胸キュン。”で、歌謡曲をもこてんぱに。発表当時は嫌悪感すら覚えたアルバムだが、20年を経て改めて思い知らされるのは、YMOには生半可では歯が立たないという、その一点。細野の〈『テクノデリック』第2弾みたいなもの〉というコメントにも頷かされる。

『サーヴィス』
アルファ/ソニー(1983)
教授言うところの〈回収プロジェクト〉。アルバムを覆う散解前の散漫な空気には散々……(略)だが、教授の“Ongaku”と並ぶ後期傑作“Perspective”、さらに“Shadows on the Ground”など、聴きどころ多し。『増殖』には及ばないが、ギャグも楽しい。


OTHERDISCOGRAPHIC
ALBUM
Yellow Magic Orchestra[US版](1979)
増殖(1980)
『浮気なぼくら [インストゥルメンタル]』(1983)
『TECHNODON』(1993)

LIVE
パブリック・プレッシャー
アフター・サーヴィス
『TECHNODON LIVE』

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