Massive Attack
3Dの最新ワード&サウンドが濃霧の彼方から届きました
「そうかもしれないけど、そうしたくてそうしたわけじゃないからね。でも、結局そうなるんだろうな」。
そうなるのは、彼らがネクスト・レヴェルへ踏み込んだということ。マッシヴ・アタックの新作『100th Window』は、マッシュルーム(アンドリュー・ヴォウルズ)がグループを離れ、ロバート・デル・ナジャ、つまり3DとダディGことグラント・マーシャルの2人組となって初めて制作されたアルバムだ。3Dは呟くように説明を続ける。
「でも、ラインナップはアルバムごとに曖昧だから、(マッシヴ・アタックは)どうにでも形を変えられるプロジェクトなんだ。これもその一環なんだよ」。
だからこの変化も「特に新しいフィーリングじゃないんだ」という。しかも『100th Window』の制作には、育児のためにダディGが実質的に参加していない(ツアーから戦線復帰)。
「GはDJだから、サンプリングやループのアイデアを持ち込んできたけど、それはこれまでかなりやってきたから、今回は違った感じにしたかったんだ」。
確かに、『Blue Lines』のマッシヴ・アタックを期待して『100th Window』のボタンを押すと違和感があるだろう。それはあたりまえ。だって、あれから12年もの歳月が流れているんだから――。
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