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特集

BUJU BANTON 輝きを失わない〈Voice Of Jamaica〉

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2003年02月13日 16:00

更新: 2003年03月13日 18:05

ソース: 『bounce』 239号(2002/12/25)

文/一ノ木 裕之

 リリースに一時の勢いこそないが、90年代を象徴するひとりであると同時に、今もその音楽が人々を魅了するブジュ・バントン。当時トップを走るシャバ・ランクスがUSとの繋がりを深くしていくのに取って替わる形で、91~92年あたりにはペントハウスを中心とした何作ものリリースで押しも押されぬアーティストに。初期はそのルックスも手伝いアイドル的人気を博した。しかし、93年ワールド・デビュー前夜のヒット“Boom Bye Bye”におけるアンチ・ゲイ的リリックスで噴出した物議や、親友だったDJのパンヘッド、人気上昇中だったDJ、ダーツマンの相次ぐ殺人事件などが彼をラスタへと向かわせる引き金となり(故ガーネット・シルクの存在も?)、その頃からコンシャス(意識の高い)な、スタイルがより前面に見えはじめる。95年の『'Til Shiloh』と97年の『Inna Heights』は幅広いスタイルを見事なまでにひとつの音楽として昇華させたいずれ劣らぬ傑作。その深い声の大きさはリリック以上にメッセージたりうる、まさに〈Voice Of Jamaica〉だ。

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